第6章水中と道化師な狼の日常
話は現在に戻る。
今日も5時30分起きだ。
相変わらず、眠たい。
今日もメイクをして武装した武士のように今日も気合を入れて学校へ向かう道へ向かった。心の中は「いざ、出陣じゃぁ」という気分であった。
駅に近くなるほど自分は耳をふさぐようにイヤホンをし始めた。
自分は人と関わるのが得意ではない。
だから、人の声を聴きたくない。だから、イヤホンをして音楽をかける。
その音楽は自分と世間という名の水中から離れる手段の一つというのと武装の手助けになる。道化師の自分として始めることができる手段でもある。
”学校としての自分”のスイッチを入れて今日も学校で過ごす。
帰るとき、電車に乗ると”学校としての自分”は消えて”素の自分”が現れる。
もちろん学校の人が一緒に変える羽目にならない限りは。
”素の自分”と”学校の自分”何が違うのか、明確には自分にもわからない。
でも、一つ言えるのは”学校の自分”はあくまでキャラがあるということだ。
いじりがいがあって、面白い人。
そういうキャラ付けで今も定着させている。
そういったほうがほかの人も関わりやすいだろう。確かに、少し疲れるがそのほうが何かあったとき頼りやすいからだろう。
今日も道化師を始めよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます