第8話チームリーダーとは

少し時は遡る


「ハットさん、何か企んでる顔っスねー。嫌な予感しかしないっス。」

「いやいや、マジで真面な事考えてたよ。要は俺たちが不在時の団のリーダーを決めないといけないと考ええてたのよね。」

「うわー、言ってる事がマトモでも不安になるんスけど」

 ケイくんは、ハットという生き物の考え方を常識では考えないようにしていた。

 またそれが最終的には、本当に結果的にはだが良い方向に行ってると感じていた(シツコイようだかほんの少しですが。〕


「それてどうやって決めるんスか?」

「え?リーダー決めるならバトロワでしょ?」

「意味不明なハット語はいいスよ。どうせ殺し合いとか言うんでしょ?」

「分かってるなー、ケイくん」

 〈ガツ。ゴツ、バキ、〉

「ケイくん、暴力反対。俺たち仲間でしょ?」

「仲間に殺し合いさせようとするヤツがいますので、ソイツは一旦この世から消しますか?」

 (うわーまじギレやん〕

「要は体力勝負よ、押し合いして1番力持ちにリーダーになってもらうようにしようかなと。名付けてスモウ大会」

「名前はどうでもいいスけど、それでいいスね」


 ………………………………………………


「という事で押し合いしてこの丸い円から先出たヤツの負けでーす。審判はケイくん、お願いします。」

 結果はエイくん優勝、ゴルくん準優勝


「あれ?ゴルくんって元々エイくんチームのヤツだよね?」


 ゴルくんは今まであまり目立っていなかったのたが、エイくんが話かけて来た。

「ハットさん、ゴルくんはなかなか良いですよ。だってコイツはハットさんと同じくゲテモノ喰いで有名なんです。昔は冷たい目て皆ぬ見られてたんですが、何か葉っぱ意外も色々補食してるのか成長してますよ。実際パワーも結構いけてますしね。」

 前半の説明は俺のディスりが多分に入ってふと感じたけど、まー気のせいだと流すハットだった。

「良し、ではエイくんリーダー、ゴルくん冨久リーダーで決定します。」


 ケイくんのおかげで誰も殺し合いせず、平和にリーダー決めが終了したのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

虫ケラの魂でも成り上がる オールオブアス @tamakigara

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ