末期ガンで死んだ元殺し屋が、女神に「暴走する勇者32人の暗殺」を頼まれ、少年レイとして転生する物語です。今回は第1〜3話を読みました。
光るのは主人公の現実主義。全裸で森に放り出されても慌てず、魔法を一つずつ試して仕組みを考え、身体強化や探知、光学迷彩まで自力で組み上げていく。チートを貰って終わりではなく、プロの経験と試行錯誤で力を積み上げる過程が成長物語として気持ちいいです。女神とのとぼけた掛け合いも良いアクセント。
一方、序盤は魔法や世界の仕組みの説明がかなり長く、物語がなかなか前に進まないのは惜しいところ。殺し屋らしい割り切った倫理観も好みが分かれそうです。
残酷描写ありの硬派なファンタジーが好きな方にはきっと刺さるはず。書籍化・コミカライズおめでとう御座います。