第4話 ローランドとリンチュウ・97

 部下Dの攻撃!

短刀で左から右に下段を払う!

ティナは高く跳躍し――

攻撃をかわすと――

ゴッ!!!

部下Dの頭蓋を踏み台のように踏みつけ――

「ごあッ!?」

上空で後ろを向き、部下Dの背中を脳天から――

ズガーーー!!

斬り下ろした!!

 部下Dは、よろけて力無く倒れた……。

「「「・・・。」」」

盗賊達は、完全に沈黙した。勝機も勝算も見い出せない。彼らの前にあるのは、絶対の死だけ。

「逃げても無駄じゃない?

 リンチュウって人が、許さないと思うよ?」

その通りだ。裏切り者は助からない。ならば

ここで、潔く散った方がよい。

「え〜い!

 ままよ!」

部下Eがハンマーを引きずって、、、なんとか距離をつめ、、、部下Eの攻撃!

ミス!

ハンマーが持ち上がらない!

「魔神のかなづちじゃ、ないんだから!!」

ドッ!!

部下Eのみぞおちを右の小太刀で一突き!!

「む、無念……。」

部下Eは倒れた。

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