第3話 好き、だよ、。貴方のこと
安楽死、、という言葉があるくらいだ!
であれば、俺の人生のピリオドは、。
今ここで、俺がうつ。それでも構わないだろう?
…人生、本当に、、本当に、、疲れたのであれば、悔いなく終える、それが最高の終幕だろうと、俺は考えて足を空中へと運んだ。
…だが、ふと考えてみると、俺は、。本当に悔いなんてなかったんだろうか?と、俺がそんなこと考えていたその刹那、、、学校のチャイムが鳴り響いた。
目を開けると、そこには彼女たちが見えた。軽く見渡すと、、、ここは教室だった。
「これは、どういう?」と一瞬考えていると、ある一つの記憶を思い出した。
[「っは!
…ってあれ?ベッドの上、。?」]
…そうだ、俺は以前にも、絶望したときに時間が巻き戻っていた、。
となると、俺は、、、「この人生に絶望した、。そのその瞬間だけ時間が戻る、
そんな呪いか何かでもかかっているとでもいうのだろうか?
…わからない、。が、とりあえず帰路をたどってみることにしよう。」
行動してみなければ、何も分かりやしない。と、そんなことを考えていると、
…喋りたくもない声が、俺に問いかけてきた、。
「よう!お前さぁ!俺らを睨むのはやめたらどうだ??あれがカッコいいと思ってるんだったらクソダセェぞwwww」
…あぁ、やっぱりか、さっき聞いた言葉と瓜二つである、。
となると、次にこいつらが発する言葉は、ある一人の男だけを、、、
「…絶望」させる言葉である。
「ま、誰もお前のことなんか興味ないから関係ないかw あの女も可哀想だよなぁ??お前なんかに話しかけられてよwwww」
…ハハッ、、、と俺は微笑を浮かべながら、
そんな言葉を聞いて、、俺は、、友達と帰路についた。
そうして、帰ってきた俺は、満足いくまで友達とゲームをしたり、大好きなYouTubeをみて、長らく楽しんでいた。
…そうしてその後、俺が次に足を運んだ先は、、、
ベランダだった。
「…少し曖昧だが、あの力について理解できたと思う。
要するに、自分が絶望さえしていなければ、以前のように時間は進み続けることだろう。
故にそれは、またどこかで、新たな命の灯火がつく、、はずだ、、、」ということ。
…だから今度こそ俺は、、
「…死のうとした」
だというのに、突然、俺のスマホは震えだした。
「…誰だよ、、、」と思いつつも俺はスマホを開いてみると、俺の目に映し出されたのは、彼女だった。
「どうして、。?」と思いつつ、俺はその電話に出ることにした。
「…もしもし?」
「あっ!もしもし?!
その、、まずはごめんね?
こんな時間に電話かけちゃって、、、」
「別に構わないよ、それよりも、要件は何?」
「…要件?」
「え、何その反応??
何か聞きたいこととかあったから電話してきたんじゃないの?」
「えっと///、その、、、話したかったから!///
じゃ駄目、、かな?」
「え〜と、要は雑談がしたかったの??」
「うん!そういうことだよ!!」
「…そっか、まあ、別に付き合うよ。
時間はあるからね、。」
…と、そんなこんなで、気づけば俺達は、太陽が昇り始めるまでの間、他愛のない会話を交わしていた。
「と、気づけばもうこんな時間だったんだね、そろそろ電話をやめにしない?
あと何時間かすればまた学校だよ??」
「あっ、、うん、そうだね、、、」
…それじゃあ"ばいばい!"
と、言おうとしたときだった。
「それじゃあ最後に、、、
好き、だよ、。貴方のこと」
「…え?」と俺が困惑していると、
「それじゃまた学校で!」
と言い残し、彼女は電話を切ってしまった。
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