【緊急エッセイ】人は役割に縛られる

野口マッハ剛(ごう)

マッハさんはゲートキーパー、自殺予防の人

 こんばんわ。


 緊急エッセイです。


 人は役割に縛られる。


 マッハさんはゲートキーパー、自殺予防の人。


 思うことは、マッハさんの父の状態で試されているなと。


 マッハさんの父はがんのステージ4です。正確には上顎の悪性です。主治医から説明されました。治療法が無いと。


 マッハさんは父のがんは治ると思っていました。父がこんな状態になって4ヶ月目、いきなり突きつけられた現実。


 父はがんの転移で痛がって弱っている。面会の度にマッハさんは絶望と闘っています。


 マッハさんはゲートキーパーです。目の前の病魔に蝕まれる父を、マッハさんは助けてやることが出来ません。


 人は役割に縛られる。


 マッハさんはこの現実に自暴自棄になりたい。理性を保つのがやっとですね。


 父は転院調整が済んだら緩和ケアのホスピスに。せめて安らかになってほしいです。


 マッハさんの体調はガタガタです。こんな現実は見たくない。でもゲートキーパーとしても、父のそばには居てやりたい。


 人は役割や思想や使命感等々に縛られる。


 その人の言っていることではなくて、その人のやっている行動こそが本質です。


 マッハさんは幸いに、遠方のおじさんや周囲の方々にいろいろ助けられています。


 それが無ければ、マッハさんは耐えられない。


 とっくに絶望から自殺を選んでいます。


 でもそれを乗り越えよう。


 後悔はしたくないから。


 これは人生の勉強だと。


 ゲートキーパーとして父の命に寄り添う。


 こんなに幸せなことはない。


 これは綺麗事ではない。


 現実の話だ。


 人は役割や思想や使命感等々に縛られる。


 それを背いて生きることは出来ない。


 だから、マッハさんは今まで生きてこれた。


 全てに感謝、今を生きる。

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