幕間
夏の終わり、青が曇る。
眩しかった光が静かに色を失い、
残されたのは、胸の奥で疼く“名前のない感情”だけ。
出会いは偶然だった。
でも、心が動いた瞬間から――もう偶然じゃなくなった。
笑顔の裏で、少しずつ重なっていく影。
その影の先に、彼の“過去”が横たわっている。
かつて舞台の上で輝いていた青年。
そして、彼に惹かれていく少年。
それぞれの青が交わり、やがて曇り、滲み始める。
――けれど、曇り空の向こうにも、
きっと、もう一度“青”は還ってくる。
これは、“青”をめぐるふたりの物語。
退屈な日常を変えた光が、やがて彼らをどこへ導くのか。
次章へ続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます