人口分布を考えると、世の中は、おじさんとおばさんが回していることがわかります。何かと虐げられやすい「おじさん」「おっさん」ですが、家族のため、愛する者のため、自分のために日々戦っているのです。中島みゆきの「ファイト」で「闘う君の歌を 闘わない奴が笑うだろう」という歌詞がありますが、「おじさん」こそが「闘う君」なのです。
ふわりふわりと降ってくるような言葉が癖になります。思わず顔がほころぶ、絶妙なセンス…。元々「おじさん」に悪い印象を持っていない私ですが「やっぱり、おじさんって可愛いやん?」と思わせてくれまし…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(240文字)
面白いです。そしてそれ以上に切ない……各話のタイトルとして、いきなり『匂い』『痛み』『くしゃみ』『抜け毛』が目に入り、もうその時点で切ない……!切なくもいじらしい、そんなおじさんという生き物の…続きを読む
おじさんは下ネタを言う、おじさんは臭い、おじさんは……。次々と繰り出されるおじさんの自虐的で少しネガティブで、それでも愛すべき生態。若者たちの言葉に悲しみ、時に喜び、今日も真面目に社会を回して…続きを読む
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