第一章

 シャワーのあとベッドに来た悠は恥ずかしそうにシーツに包まれていた。

 まだ火照っている頬が赤い。髪からはシャンプーの匂いがする。近くで嗅ぎたくて髪に顔を埋めていたら悠の息遣いが荒くなってきた。どんどん嗅ぎたくて耳の裏まで嗅いでいった。次第に悠の荒い息が激しくなっていく。そのまま押し倒していったら悠のアソコに手が伸びた。小さく細い悠のアソコを触っていると少しずつ濡れてきた。その濡れたアソコで擦っていくと次第に溢れてきた。短く声を漏らす悠にキスをした。感じながら悠は舌を入れてくる。必死に舌を動かすが快楽でほとんどそれどころではなくなっていく悠を見て叶のアソコは大きくなっていく。

 「はぁ……叶のアソコ……当たっている」

 「触るか?」

 「うん……」

 そう言いながら小さな手で叶のアソコを触る。

 「大きい……」

 「好きな人に触られているからな」

 「動かしていい?」

 「ああ」

 悠は叶のアソコを擦る。亀頭を手のひらで擦っていくとどんどん濡れて精液の匂いがした。漂白剤に似た匂いがする。でも舐めるとしょっぱくて喉に張り付くような液。

 悠は思わず叶のアソコをしゃぶった。

 舌で亀頭を舐めた。叶からは嬌声が漏れる。

 それが可愛くてもっとしゃぶった。悠はAVを見ないからこういう時、下品な音を立てるというのを知らなかったが、叶もそういうのを求めていない。普段はニューハーフ系か女装系AVを見ているが、どちらもそういう下品な表現はなく、純粋なデートシーンが多かった。そういう界隈では性欲というよりも恋愛からのセックスが求められて、セックスシーンでもトロンとした表情の幸せセックスが求められている。男は純粋な異性とのセックスよりも同性との恋愛が理想だ。自分の性感帯を知っているし、理想の恋愛像がお互いあるから。だけど、男の恋愛では不思議と受けと攻めがあって、自然とそういう流れになる。悠はダウナー彼氏気質な割にセックスでは奥手だ。

 頑張ってフェラをする悠に叶は頭をつかんで激しくする。

 「うふぉ!?」

 喉奥まで突かれた悠は思わず嘔吐しそうになる。

 涙が出そうなほど突かれているのに幸せな気持ちが強くて、悠は叶のアソコの味を感じながらイク。やがて叶は喉奥に射精する。濃厚な精液の匂いがして、ねばねばとしたしょっぱい味がして、飲み込むのに苦労した。

 喉から出てきたアソコはぬるぬるとした白い液体であふれていた。それを舐めながら綺麗にしていく。綺麗にしていたら叶がキスをした。

 「好きだ、悠」

 自分の精液が残る口なのに躊躇わず舌を入れる叶に自分も犯したくなった。

 「叶の中に入れたい」

 「いいよ」

 そう言う叶の口に入れる。気持ちいい。叶の中の温かさが感じてイキそう。

 かっこいい叶が悠のアソコをしゃぶっている。股間にイケメンが顔を埋めて顔を赤く染めているなんて犯しているみたいで気持ちいい。

 「叶、気持ちいよ」

 「ふぉか?」

 「ねぇ、出していい? 出したい」

 「ふぉん」

 その言葉を聞き、悠は腰を激しく動かす。

 もっと気持ちよくなりたい。もっと犯したい。叶のすべてを犯したい。そういう気持ちが湧いて腰が激しく動く。

 「イクイクイクっ!……」

 思わず射精した。

 尿意とは違うけど似ている感じがしている。

 違うのは勢いがないと出来ない点だ。イクと気持ち良さが頂点に達して、少し眠くなった。だけど、叶はそれを許さない。

 「次は俺だ」

 「待って、まだイっているから」

 そう言いながらも叶は待ってくれない。

 ローションを手に馴染ませていく。

 「何するの?」

 「男でローション攻めがイケない奴はいないからな」

 そう言いながらガーゼにもローションを垂らす。少し水で緩めながら手で温めていく。

 「少し温まったか? どうだ」

 そう言いながら身体に塗る。

 「うん、気持ちいいよ」

 そう言うと叶はアソコを舐めた。

 攻めるようなフェラではなく、愛撫するようなフェラに感じた。

 「気持ちいい」

 「まだまだだ、これからもっと気持ちよくなるぞ」

 そう言いながらガーゼを亀頭に巻き、シコる。

 まだその程度かと感じていたけどそれが亀頭に移ってから違った。ぞわぞわとする感覚に思わずイキそうになりゅ。連続イキのような感覚に耐えれる男は存在しなく、悠はシーツを掴みながら耐えていく。でも、耐えたところで射精しても絶頂は連続して起こり、その感覚に壊れそうになる。

 「なんでぇ!? イっているのに逃れられない。こんなの知らないぃぃ!」

 「女のクリをいじめるようなものだからな。同じ感覚なのか知らんが、男がガーゼプレイを彼女に乞うのはこういう絶頂をなかなか経験できないからだ。男のイキは一瞬だからな。だが、これならずっとイケる」

 ただそれに耐えられる免疫がないけどなと補足しながら叶は攻める。

 何度目かの射精をする悠。

 「またイったな。何度も行くとぬるぬるが増すから地獄が深まるぞ」

 「はぁ……次はお風呂行こう。ね? これ以上部屋でやるとなんか出そうで汚しそう」

 「そうか」

 そう言いながら起き上がった悠を叶はまた寝かせる。

 「え?」

 「部屋を汚さないように我慢しないとな」

 そう言いながらガーゼ攻めの亀頭は激しく虐められる。

 思わずつま先が丸くなり、シーツをクシャクシャにする様につかむ。

 「イクイクイクイクイクーーーっ!!」

 最後の絶頂で何かが来た。

 それは失禁だった。叶の顔を汚しながら我慢できなかった潮が溢れていく。

 大切な人の顔を汚したという羞恥と興奮で、最後のイキでまた少し出て、身体が痙攣していく。

 「はぁはぁ、はぁはぁ、ごめん。あのね、イクのが止まらなくて。それでね……」

 「悪い子だ」

 そう言いながら叶はあの穴にアソコを入れる。

 温かい叶のアソコが今まで誰も居れたことのない場所に入る。内臓を直接犯される感覚が初めてで悠はまたイキそうになる。

 「あああああ! おかしくなるぅぅ! ばかになるぅ!! ああああぁぁぁっ!!」

 イキながらアソコを犯された。

 奥側に気持ちいい感覚がして頭が真っ白になる。

 「こんなのでイクなんて……」

 屈辱と恥辱に塗れながら悠は果てた。

 そんな悠を見ながら叶はキスをした。

 キスをしながらまた入れる。もはや、悠に抵抗する気力もなく、イった後遺症でそれ以上の絶頂を脳が遮断している悠はそのまま気絶するしかなかった。

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