親友が猫耳つけて可愛い件BL®18
nayo.
プロローグ
悠は俺の幼馴染だ。
可愛い顔をしている。入学当初から男子から人気を得ていて、ショートヘアで毛先を少し紫に染めている。耳にはピアスを空けている。耳の他にもタンピアスも空けていて、へそにもひとつ。細い腕と足でプライベートでもシャツと黒ズボンを着ていて主食はポッキーでずっとゲームしている。対して俺はバスケ部に属していて毎日遅くまで練習して成績は少し下。勉強のできる悠に世話になりっぱなしで中間と期末を乗り越えるのが常になっている。コイツこんなんだけど勉強は出来る。中学の頃から成績は良かったし、ゲームは出来る。ただ運動は苦手で体育の授業はさぼり気味。プールは体温調節が苦手で真夏でも真っ青になる。低血圧なせいで朝が弱く、寝起きの機嫌がひどく悪い。家に起こしに行くと不機嫌そうに睨む。ちなみにパジャマはパンダだ。
悠には年の離れた妹がいる「おにいちゃん」と懐かれている悠だが、俺には睨むくせに妹相手には優しいのがなんか悔しい。あ、念のためだが悠は男だ。普段は男の格好が多いがスカートを履いて登校することも多く、女子生徒に間違われて告白される。その度に俺を使って「ごめん、彼氏居るから」と断っている。その度に俺がヘイト食らうのだが本人は素知らぬふりをする。悠の声は少し低い。とはいっても男子の中では高い方だ。このルックスから低音女子と呼ばれていて、犬系男子扱いの俺とはお似合いのカップル扱いされている。
「お前、男子だって言えばいいのに」
「叶も否定しないじゃん」
「まぁ、悪い気しなかったし」
「なんだそれ、実際悠は可愛いし」
「最初に告白したのも叶だったよね?」
幼稚園の頃、初めて会った悠に告白したことがあった。
ピアスもない純粋な悠にキスをして告白したのが叶だ。うちの家は裕福だったし、家族仲が良くスキンシップにキスがあったから、あいさつ程度の認識だったが悠の家ではそうではなかったらしく、顔を真っ赤にした悠は逃げて滑り台の陰に隠れた。
隠れながら真っ赤な顔の悠は俺に「責任とってね」と言った。
あれが引き金となり俺は正式な婚約者になった。一般家庭の悠にとってあのキスはそこまで衝撃的だったんだ。今思うと、悠を女にしたのは俺の責任だったと思う。
「あの頃からもう十年。僕が女の子だったら今頃結婚だったね」
「俺も十六だから結婚まであと二年だな」
「楽しみだね。子供は養子で迎えようか。どんな子がいいかな」
「気が早いな」
「そっかな。叶は実家を継ぐの?」
「ああ、親父の子会社に就職して経験を積むことになった」
「ヒラからでしょ、創業家なのに珍しいね」
「創業家っていうのはグループ化したらあまり表に出ないものだ。地銀とのパイプを強固にしながら多角経営をして、社長陣の個性を伸ばしていく」
「でも、僕と付き合っていていいの?」
そう言いながら悠は俺の耳にキスするような距離で言う。
「男と寝ているなんて知ったら世間体悪いね」
「悠ッて猫耳似合うよな」
土曜日の朝、俺の家に入り浸る悠が股の間でゲームしながら寝転がっているのを見て、俺はそう言った。
「そうかな」
してみる? と言外に聞いている悠にして欲しいと答えると、「今日持ってないけど」と前置きしながらメイク道具を出した。
「まっ、せめて女みたいな恰好をしてみますよ」
そう言いながら衣装ルームに入る。中には悠が泊まった時用に服がある。この家から学校によく行く。主に300日くらい。家帰れよ。
悠はメイクをしている。その間も俺の股の間から離れようとしない。机に鏡を置いて下地から始めている。色白だからファンデーションも白く、釣り目だから細い目にカラーコンタクトを入れていくと少し目が大きくなる。そこから二重にしてようやく俺の股から降りると服を脱ぎ始めた。白い肌が見える。「えっち……」悠は俺にそう言うとはだけた服のまま衣装ルームに入っていく。
「どんなのがいい?」
「可愛いの」
「全部可愛いよ」
めっちゃ最高―の返しが来た。
「これとかどう?」
そう言って出てきたのはアイドル衣装を着た悠だった。
「あとこれとか」
そう言ってまた戻ると今度はふわふわ衣装の白猫姿の悠が出てきた。
胸と腰にしか布がなくて白い悠の足が丸見えだ。
きゃぴーんとポーズする悠の視線はゆっくりと俺の股間に向かった。そしてにやりとして「変態」と呟いた。
「ま、叶が変態なのは知ってたよ」
ラブホテルで悠と寝た。一緒に脱衣所で服を脱ぎながらキスをしてシャワーを浴びた。
コンクリート張りのシャワールーム、浴槽はなく、ガラス張りでベッドが丸見えだ。
「キスして」
悠が誘う。俺はキスをしながら胸を触る。わずかに顔を傾けながらキスをする悠。舌が入り悠の味がする。唇を離すと唾液が糸を引いた。
「洗うね」
そう言いながらふたりで身体を洗う。
悠の身体を洗いながら股間をまさぐる。
「あん」
「声出ているぞ」
「出しちゃダメ?」
「我慢していろ」
「うん」
アソコを洗っていく。少し濡れている。指を入れるとまだ一本だけ入った。
「まってまだ汚いから」
「だから洗っている」
「自分でやるから」
前も洗う。
口に咥えると少しビクンとしているのが中で分かる。
「まって! なんで洗ってないのに!?」
「ふぁいじょうぶ、ふぁらってやるから(大丈夫、洗ってやるから)」
口の中で舌を動かしながらフェラしていく。
頭を前後に動かしながら舌でマッサージするように動かしていくと、口の中であそこが少しずつ大きくなっていく。
悠は俺の頭を押さえながら快楽に耐えている。
後ろもお尻を押さえながら指を中で動かす。次第に緩んでいきながら指はゆっくりと奥に入る。前立腺を刺激するように動かしていくと悠は浅くイった。
前の方でもイけるように口を早くする。舌も亀頭を中心に舐めるようにしていくと次第に濡れだして、しょっぱい液が溢れてきた。次第に水音が大きくなり、口の中も膨らんできた。悠の腰が崩れていき、ゆっくりと床に倒れるように座る。腰を浮かせながら小さなアソコも膨らんでいく。
「イク……」
それを聞くともっとフェラを激しくする。
「あっあああああぁぁぁ!!」
ぷしゅっと音と共に口の中で苦い液が溢れてきた。
「あっ、ごめん。出して」
そう言いながら両手を皿のようにする悠に俺はそのまま飲んだ。
「なんで!?」
喉の奥で張り付くような感覚でなかなか呑み込めなかった。しょっぱいのに匂いは消毒液に似た匂いがする。
「ねぇ、なんで飲むの」
「いや、フェラしたら飲むのがマナーだろ」
「そんなのないよ!」
そのあとも結局浴室でフェラをしてシャワーを浴びてを繰り返していたから、ベッドでのセックスは二十分後になった。
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