第8話 総評

 え~、AIに批評させてそれにツッコむ。いかがでしたでしょうか?

 自分としてはなかなか面白い結果になったかと思います。


 すべて一発勝負。

 私個人の思惑が入らないように注意しました。

 こういった検証は望む結果に誘導してしまいがちですので。


 ひとつご留意いただきたい点があります。

 わたしのAIに対するツッコみですが、これは悪口です。批評ではありません。

 決してマネしないようにお願いします。

 批評とは作品に対するものであって、作者の人格を攻撃するものであってはならないからです。

 人格がないAIにだからこそ行った行為ととらえていただければ幸いです。



 今回Geminiを使ってその有用性を実感しました。

 一番驚いたのは文章力ですね。

 人称問題をほぼ完ぺきにクリアしている。

 また、修正も容易で、気になる部分があればそのつど指示すれば書き直してくれます。それもものの数秒で。

 レイアウトも完璧に近く、行間のとりかたも、どうすれば読まれやすいかをしっかりと学習しているようです。

 これ、素人作家では太刀打ちできませんよ。

 ランキングがAIに占領される未来がもうそこまで来てます。


 WEB小説業界はAIに対するスタンスを決めあぐねています。

 自分の文章、自分の物語をコツコツ書いている作者ほどバカらしく感じるようになるでしょう。


 もともとWEB小説業界は一般書籍とは違う形で発展してきました。

 より読者の欲望や願望を満たした作品が評価を得る。

 それは一般の読者が望むものとやや異なりましたが、それがむしろ特異な文化を形成する土壌でもあったわけです。


 そういった作品を一掃する力がAIにはあります。

 あの物量には人間では勝てません。

 AI作品はややポエミーで冗長でユーモアに欠けます。ですが、こちらで指示してやれば適切な内容に変更してくれます。

 今後はAIをうまく使った人のみが生き残る世界になりそうです。


 ある特定の層に強く刺さるインスタントな作品がWEBでは伸びてきました。

 そうでない物語を描こうとする作者を押しのけるほどに。


 つぎはAIに押し流される番です。

 特定の層に強く刺さる作品も、そうでない物語を描こうとする作者も、等しく押し流されるでしょう。


 出版社は今後どうしていくつもりでしょうか?

 下読みもAIにまかすようになるんでしょうか?

 そうなるとますますAI作品しか評価されないようになります。

 もともと文章力ではAIに勝てません。クオリティーも同じく敵わないでしょう。


 こちらの指定次第で、文章力、クオリティーを保ちつつ、読者の願望を満たす物語を書くことがAIはできます。しかも高速で。

 科学の進歩としては喜ばしいことですが、何百、何千時間と執筆についやしてきた日々を考えると、少し複雑な気持ちになりますね。

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AIに作品を批評してもらって、それにツッコミを入れる創作論 ウツロ @jantar

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