第2話 君と結婚したい

 東京で過ごした一日は、とても楽しかった。帰りも夜行のバスだったが、この時は、肩を抱くことも無く、ただ微かに身を寄せ合って寝た。別れる前に次の週末にまた共に出かける約束をし、たぶんそれが交際の申し込みで、その了承となった。

 妻はその後もずっと、ほんとうにずるい、と言い続けた。

「付き合おうって告白も、プロポーズもまともに無かった。」

と。

 結局三年付き合って、教え子たちの卒業とともに私たちは結婚した。初めての担任、初めての進路指導、私は、その学年の生徒たちを卒業させるまで彼女の横にいてあげたかった。夫婦は同じ職場で働かないことになっているので、結婚すれば、どちらかが転勤しなくてはならないのだった。

 付き合い始めて二年ほどした秋の初め、私たちは、「久しぶりに、」と誘われて、あのお母さん先生とカフェに出かけた。お母さん先生は、村田みのりといった。きれいな名前で、

「主人は今でも、みのりさんは可愛いねって言ってくれるのよ。」

と、臆面もなく話して聞かせる人なのだが、そんな無邪気さが、平仮名を重ねた名前にぴったりだよなと、私はよく妻と話したものだった。

 私たちが付き合っていることは、職場では秘密にしていた。同じ学年の担任同士だし、学年にクラスは五つしかないので、担任も五人。小さな集団で、その中の二人が特別に近しい関係にあるとなれば、何かと周囲もやりにくい。私たちは、決して二人で共に学校を出ることもなく、仕事上がりに食事に行く時も、学校から離れた場所の他人目に付きにくい路地奥で待ち合わせ、私は車で彼女を拾った。二人でいる間は、彼女の車は近くのスーパーの駐車場の端に停めておくのだった。待ち合わせの時間は、私の机の端に小さく数字を書き記すことで知らせ合った。付き合い始めて数か月後にはそうして待ち合わせるのが毎日になり、そのまま夜遅くまで、私か彼女か、どちらかの部屋で過ごすことが多くなった。彼女の部屋に行く時には、私が彼女の部屋に近い店の駐車場を使った。

 ただ、村田先生にだけは、二人でその後も時々出かけているということは話していた。そして、部活動や授業の準備でたまたまお互いの出勤が重なった休日などには、

「ケーキでも食べに行きましょうか。」

と、三人で誘い合わせてよく出かけていた。

 その日も、そんな風にして出かけた。よく晴れた土曜の午後だった。いつもの店の、日当たりの良いいつもの窓際の席で、とりとめもない話をしていると、不意に彼女が尋ねて来た。

「で、あなたたち、いつ結婚するの。」

 突然、当たり前のようにその言葉を出されて、私も妻も慌てた。

「え?」

「だって、そうなんでしょ。」

 私たちは互いの顔を見合った。

「いや、まぁ、そんな・・。」

 私は、そんな言葉でお茶を濁すことしか出来なかった。

 結婚、するのだろうとは思っていた。それはもう当然の帰結点だと思っていたし、妻もまたそれに不服は無いだろうともわかっていた。私はそんな状態が心地よかった。確かめなくて良いことを確かめたり、申し込み、お願いして、受け入れてもらうというのも、その自然な心地よさを台無しにしてしまうような気がして、敢えてその言葉を出すことは出来ないでいた。

 いや、本当は、その言葉を改まって妻の顔を見ながら口に出すことを、とても照れ臭く感じていただけなのかも知れない。

 店を出て、村田先生と別れたのち、私は車を動かし、運転しながら、助手席の妻に言った。

「ねぇ、いつ、しよう。」

 それを聞いて答えた時の妻の声と彼女の悔しがり方を、私は生涯忘れない。

「ずるーい。それ。ずるーい。ぜったい、ずるーーーい。」

 私は、ちらちらと彼女を見ながら、

「はははは。」

と笑った。

 村田先生は、最高のタイミングでその言葉を口にしてくれた。人事異動の希望票も二三か月後には提出しなくてはならない。日取りも式場も決めなくてはならないだろう。それには、そろそろ、の時期だった。

 笑っている私の横で、妻はまだ叫んでいた。

「そんなん、絶対に卑怯。村田先生に言わせるなんて。」

 ふふふ。私はまだ笑っていた。

「だってさ、するやろ。」

「ずるーーい。」

 結局、私は、一度も結婚して欲しいとは言わなかった。女性からしたら、許しがたいことなのかもしれない。けれども、たぶん私がそれを言わなかったのは、照れ臭かった気持ちよりも、確かめるまでもなかった、ということを大事にしたかったのだと思う。おどけて、彼女をすかすような言い方をしていたけれど、確かめるまでもないその人が、自分の横に座っているとお互いが感じられている、その方が、婚約指輪の入った小さな箱を手に、跪いて、結婚してくださいと申し出る芝居がかったやり方よりも、ずっと素敵なことではないか。

 ただ、女の人は、人生で一度きりのその瞬間は、しっかり舞台のヒロインとしてそれを受け留めたいのかもしれない。

私は、自分勝手な、わがままな男なのだろうか。そんな気もする。

 笑っている私の横で、彼女はじきに諦めた。私は、私のプロポーズが受け入れられたことを感じた。ひどいやり方だっただろうか。

 本人に聞いたら、「うん。ひどかったと思う、」と、今でも言うようには思う。けれども、もし時をさかのぼりやり直しができるとしても、私は彼女に願うと思う。

「ごめん。やっぱり同じやり方でやらせて。」

 お願い。そう言うと思う。


 挙式の日取りも決まり、式場も決まった後、私たちはいつものカフェのいつもの席で、その報告をした。

「そう、おめでとう。」

と、村田先生はカップを右手に持ったまま、微笑んだ。

「行けなかった先生には申し訳なかったですけれど、思えば、あの、先生が行けなかった武道館の日のおかげです。ありがとうございます。」

 私と妻は、二人して小さくお辞儀をした。コーヒーを口に運びながら聞いていた先生は、軽く噴き出すようにした。

「あら、全然気づいてなかったの。」

「え。」

「行けなかったんじゃなくて、行かなかったのよ。」

「え?」

「若い二人の間に、私がお邪魔虫なんて、出来ないじゃない。」

 ああ、そういうことだったのか。もともと二人で行く話をしていたのに、私が簡単に妻も誘い込んだから。

「え、僕、何の下心もなかったですよ。」

ふふ、と先生は笑った。

「そうだったの?私はてっきり、出汁に使われたんだと思ってた。」

ふふふふ。

 楽しそうに笑う彼女を見て、私は思いついた。わざわざ窮屈な四列シートのバスを選んだのも、彼女の企みだったのか。

「当たり前じゃない。そんな時に離れて座らせてどうするのよ。」

 バスの予約はひと月前にしていた。

「あ、そう言えば、あのバス、満席で、空席は無かった。」

 私は横にいる妻に話した。週末の東京行きはいっぱいなんだねと、周りを見回して妻と話した覚えがあった。妻もはっきり覚えていた。そう言えば、うん、とうなずいた。

「全然気が回らなかった。前の日に急に行けなくなったのなら、バスだって、キャンセルする余裕は無かったですよね。」

 ふふ。彼女はまた笑った。誰も気づかなかった至極簡単な謎解きを楽しむ、探偵のようだった。余裕たっぷり。ただ眺めて楽しんでいる。

「でも、それが無かったら、こうなってなかったかもしれないです。」

 私は、人生の廻り合わせというものに、少し感動していた。

「ありがとうございました。」

 妻はただ横で、黙って微笑んでいた。

「一万5千円の荷物置き場かぁ。あれ、お返ししなきゃ、ですね。」

「いいわよ、そんなの。それより、まさか真ん中の席に置かなかったでしょうね、荷物。」

「いいえ。」

 少し照れ臭かった。

「僕の、こっち側に置きました」

と、右手を示した。

「良かった。あなた、変なところで真面目だからね。」

 この日の彼女は、特によく笑った。私たちも、祝福されている幸せに浸っていた。

「でも、ちゃんとたどり着いてよかった。前は少し心配してたのよ。」

 今だから言うけれど、と彼女は話した。

「志乃さん、いっとき、武田さんと噂になってたじゃない。だから。」

 そう、そんなことがあった。

 先に述べたように、妻は若手の男性教員から人気があった。ある時は、

「今日、告白されそうになって焦った。」

と、伝えて来たこともあった。

「え、どんな風に。」

 ちょっと、落ち着いてお話したいことがあるんですが、と外に誘われたという。私は子供のように、少しどきどきした。

「で、どうしたの。」

 私が尋ねると、妻は小石を蹴飛ばすように言った。

「やだ、なんか告白されるみたいで気持ち悪い、ここじゃ駄目なの、って言った。」

「そしたら?」

「あ、いや、別にいいですって、去って行った。」

「一蹴、だなぁ。」

私は相手の男が可哀想に思えた。

「だって、それ言わせちゃったら明日からいろいろめんどくさいでしょ。」

 なるほど。女の人は強いなぁ。けど、なぁ志乃、お前、今まで何人くらいから告白されたんだよ。俺は自慢じゃないけど、一人もいないぞ。その対応、場慣れしてないか。

 聞きたかったけれど、自分がせこい男のように感じて、聞かずに置いた。確かにどうでもいいことのようにも感じた。それより、触れたことの無い彼女のたくましさに感心していた。

「へぇ。志乃、強いな。」

 二人でいる時には私は彼女を呼び捨てにしていた。

「ちょっとあいつが気の毒になってくる。」

「言わないでよ、私も胸がとがめてるんだから。」

 そうだよな。君がそれで、平気でなくてよかった。

 村田先生が口にした噂が立ったのは、それから数か月後だった。

 私は、男子のバレーボール部の顧問をしていた。体育教師に経験者は無く、すべて他の部の顧問をしていた。そこで多少の経験がある私が顧問にあてられた。経験があるといっても中学生の時だ。高校では別の競技を選んだ。特に教えられる知識もなかったが、それでも中学時代に自分が顧問から言われていた言葉を思い出して、それをそのまま体育館で叫んでいた。

「ボール全体を見てレシーブするんじゃない。常にボールの下、ボールの底だけを見て拾え。」

とか。

 けれども、そんな記憶の断片が、部員達には、シンプルで分かりやすいと評判が良かった。確かに私から見ても彼らは少しずつうまくなっていた。専門家は誰にとってもわかりやすい言葉で大事なことを教えてくれるものだなと、十年前の恩師の優秀さに私はそれでやっと気づいたのだった。

 やる気のある部員たちがいて、みんな元気で活気があって、素人に近い私の言葉を真剣に聞いてくれる。そして部は少しずつ強くなっている。部活動は私にとっても、教員生活の大きな喜びになっていた。春と秋には府の大会があり、その前は練習時間も特例として普段より一時間延長することが認められていた。その特例期間に入る前でも練習には随分と気合が入っていた。私は放課後になるとすぐに体育館に向かい、普段より大きな声で選手たちを煽り立てていた。どうした、拾え、意地でも拾えっ。そんな風に。彼らはその度に「はいっ。」と大きな声で応えた。そんな彼らの姿を見ていると、私はいつも、高校生っていいなと、ひしひしと感じるのだった。こんな風に、思い切り何かにぶつかって行ける。その彼らの集団に、自分もまた加わっているというのが、楽しかった。

 しかし、元々が体育会系で鍛えた体ではないから、大会が近づき、普段以上に力の入った練習に付き合い、普段よりも多く、普段よりも力を込めて球出しなどをしていると、練習を上がる頃には随分とへばっていた。授業の準備も小テストの採点も残したまま向かっていたから、その続きをそれから始めなくてはならなかった。そうなると、仕事上がりに妻と示し合わせて食事に出かけることも出来なくなった。練習がきつくなる期間は定期考査をはさんでほぼ一か月にわたったが、その後半になると、私がいくら若くても疲労の蓄積は大きかった。初めの頃は、私が仕事を終えるまで彼女も同じように職員室に残ってくれていた。しかし、待っていてくれても、それから出かける気力が私に残っていない日も多かった。

「ごめん。大会前は、僕は駄目だわ。悪いけど、専念させて。待っててもらっても、付き合えないと僕もつらい。」

「わかった。」

と彼女は答え、それからは、大会の前と大会期間中は二人別々に過ごすという了解が、お互いの中に出来上がった。わたしはそれで、本当にその期間は彼女のことを忘れて部活動にのめり込んだ。男子高校生たちのパワーに歩調を合わせ、出来ればその更に先に立って彼らを導こうとするには、それだけの集中が必要だった。私は、半年おきに訪れるその期間、私の好きなようにさせてくれる彼女に感謝していた。

 けれども、ある時、生徒が噂話をしているのを耳にした。

「志乃ちゃん、武田先生と付き合ってるんやろ。」

「うん。なんか、よくデートしてるみたい。」

 はん?まさか、そんな。なんでそんな話が。

 初めは半信半疑、というよりまったく信じていなかった。若い教員同士のロマンスを生徒たちが勝手にこしらえて噂することはよくあることだった。しかし、その後も一度二度、同じ話を別のクラスの子たちが口にしているのを聞いて、さすがに私の心は騒いだ。武田というのは、妻と同い年で、妻と同じ年に赴任して来た教師だった。色白の二枚目で性格は明るく、よく働く好青年。妻と並んだら、なかなかお似合いのカップル、と、私にも思えた。生徒たちがざわつく気持ちは分かった。

 私は、妻に聞いてみた。

「なんか、やけに噂になってるんだけど。」

「ごめんなさい。」

と、彼女は言った。

 秋の大会の前、帰りかけた学校の玄関で武田先生と一緒になった、と言う。

「あの、よかったら、食事とか一緒に行きませんか。」

 行ってみたいレストランがあるんですよ、評判が良いんで行ってみたいんですが、男一人で行くのもなんか、かっこ悪くて。そう言って誘われた。

「それで、ついて行ったの。」

「うん。ごめんなさい。」

「なんでよ。そんなの、たまたま一緒になったんじゃなくて、帰るの待ち構えていて玄関で追いついたに決まってるだろ。」

 この前も、別の奴に告白されそうになったじゃん。

「ん~、ご飯だけならいいかなって。」

 別に、いいけどさ、誰かと飯食いに行くくらい。でも、そういう状況とか、相手とか、ちょっと考えない?普通。やんわりと、不満を述べた。それでもまだ、私はそんなに苛立ってはいなかった。

「じゃ、その時に誰かに見られたのかな。」

「たぶん。学校から向こうの車に乗って行ったから。」

 え?

「なんでさ。」

 さすがに少し怒った。焼き餅が一気に膨らんだ。それ、夜のドライブデートって言わないか。

「ちょっとわかりにくい所にあるし、夜だから、はぐれないで後ろをついて行こうとすると危ないから、って。」

 いかにも武田らしい気の回り方だ。だから、決して不自然じゃない。

「もう、うまいこと言うな、あいつ。その時だけだよね、一緒にどこか行ったの。」

「ごめんなさい。」

妻は続きを少しためらった。

「実は、・・四回くらい、行った。」

「四回!」

「最初に一回行ったのに、次の時に断ったら、変かなと思って。」

「で、のこのこついて行ったの、四回も。」

「うん。」

「呆れるわ。」

「ごめんなさい。」

「そりゃ、噂にもなるさ。」

「でも、そんなんじゃないから、かえって普通に車に乗って、見られててもいいかなって。」

 もう。なんだよ、その、そんなんじゃないってさ。それで、五回目は断ったの?誘われたろ、また。

「四回目に、告白されたから。」

 はぁ?で、何て言って断ったの。断ったんだよね。

「もちろん。そんな風に思えないからって。ただの友達以上には思えないって。」

「それで納得したの、あいつ。」

「ううん。でも、好きだから、どうしても付き合って欲しいって。何回断っても、諦めてくれなくて。」

「で?」

「今、付き合っている好きな人がいるから、って言った。言いたくなかったけど。」

 そしたら?

「そしたら、それはどんな人かって。うちの学校の人かって。結構しつこく。」

「なんて答えたの。」

「それは違いますって。」

「嘘じゃん。いずれはばれちゃうだろ。」

「だって、ほんとのことは言えないし、それは言えないですって言ったって同じことだし。否定するしかないでしょ、そこは。」

 武田はそこで諦めたという。

可哀想だな。四回も誘って、その度に乗って来たら、その気ありだと思うだろう。そして、いずれ私たちの結婚を知る。その時に、自分は嘘までつかれていたと知る。おまけに相手は自分よりもずっと地味なあいつかよ、俺の方がずっといいじゃん。まぁ、客観的に見て、世間の評価もそうだろう。悔しいよな、あいつ、いろいろと。しかし、女って残酷だなぁ。

「なんか、武田が可哀想になって来た。弄んだみたいなもんじゃん、それ。」

 私の言葉には、棘があった。

「そんな言い方ないでしょ。」

「だって、そうでしょ。軽率だよ、いろいろと。」

「だって、」

 妻は、思い切るように言った。

「寂しかったもん。大会の前になると全然構ってくれないし、電話もくれないし。」

「仕方ないしさ。それは了解済みでしょう。」

 第一、毎日一緒にいるじゃないか、朝から夕方まで。で、明日また学校で話せるじゃないか。

 妻は横で泣き出した。私は意地悪な奴で、慰めてやらなかった。意地になっていた。翌日から三日間、私は妻と口を利かなかった。仕事の上での話はした。しかし、あからさまにそれ以外の、普段なら頻繁に交わしている取り留めもない会話は、まったくしなかった。

四日目の朝、出勤すると小さな付箋が机に貼られていて、裏側に、ごめんなさい、と記されていた。謝ってやるべきなのは、私の方なのはわかっていた。馬鹿な人間だ。わかっていたのに。私は軽率な行動に怒っていたのではなく、彼女を他の男に取られそうになっていたショックから立ち直れないでいただけなのだった。その心の震えが収まるのに、時間がかかったのだ。そして、その間に、私は初めて、彼女を失いたくないととても強く思っている自分を自覚した。

 付箋が貼られた日の夕方、私はいつもと同じ机の端に、63、と記した。六時三十分に学校を出るつもり、という意味だ。

 彼女はその十分前に席を立った。

 いつもの場所で妻を拾い、アクセルを踏むと同時に、私は言った。

「ごめんな。」

 彼女は答えた。

「ううん。」

 すべてはっきりと覚えている。

 彼女と過ごした日々は、当時、何もかも楽しかった。

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