第4話
だが、それで自殺を諦めるほど蒼夜の気持ちは軽くなく、次の日に水樹を離して屋上に走って行って死ぬ。そのような作戦を蒼夜は練った。
それが水樹にバレているとも知らずに…
次の日
《あ!蒼夜ぁ!今日も話そ!》
【いや、ごめんなさい…今日は少し用事があって行けません。ごめんなさい…】
《ふ〜ん…、まぁ良いや!あ!俺はここの近くの水翠黄(みすいおう)神社にいるから。なんかあったらおいで…あ、他の花緑っていう人と莉夜って人に話しかけられたら、水樹のお気に入りって言ってね!最悪どうなるか分からないからさ》
蒼夜はチャンスと思った。なぜなら水樹が神社にいる隙に飛び降りれば流石の水樹でも対処しきれないと考えたからだ。
【では、俺はこれで…】
《!は〜い。バイバ〜イ!、…、、……、》
水樹がなんか言った気がしたが、そのまま蒼夜は全力疾走で屋上まで駆け上がって、フェンスを跨りその勢いで飛び降りた。
校庭の方から、女の子や先生たちの焦った声がした気がしたがそんなのは無視をし、蒼夜の中はこれで解放されるの一心だった。
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