5.ライバル出現?

「犬派ですの? 猫派ですの?」


蜥蜴とかげ





蜥蜴とかげ……。か、可愛いですわよね!」


「蛇も好きだよ」





「へ、蛇さんもその……可愛いと思いますわ」


「じゃあ巻いてみるか?」


「さすがにこんな宇宙しかない場所に蛇さんはいないですわよね?」


「巻いてみるか?」





「え、生き残って……いないですわよね? だって地球が滅んで何億年経っていると……」


「巻いてみるか?」


「いや、その、お許しください。爬虫類は苦手なのですわ。まさか本当におられるのです? 蛇さん……」


「いない」





揶揄からかいましたわね?」


「無理して可愛いって言うお前が悪い」





「ちなみに犬派ですの? 猫派ですの? なお哺乳類以外の回答は禁止ですわ」


「ハエトリグモ」


「質問はちゃんとお聞きください」





「ハエトリグモ可愛いだろ」


「えっと……はい。可愛いと思います……」


「手に乗せてやろうか?」


「またこの展開ですの?」





「どうせいないのですわよね?」


「手に乗せてやろうか?」


「やれるものならやってみやがれ……ですわ」


「ほい」





「なんで……なんで……地球が滅んで何十億年も経っているのに、蜘蛛さんが生き残っているのでしょう……!?」


「それは俺たちも同じだろ」


しかり」





「可愛いだろ、ハエトリグモ」


「まあ、こう見ると……ちっちゃくて可愛いかもしれませんわ」


「お前より可愛いだろ」


「この複眼ガール(?)はわたくしのライバルだった……?」





「まあでも、いくらハエトリグモが可愛いといっても、恋のライバルにはなり得ませんわ! だって虫ですもの!」


「…………」


「その視線ですべてを悟りました。生まれ変わったらハエトリグモになりますわ」


「待ってるよ」

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