第10話・それでもいいと思える恋だけど

恋って苦しいね。

恋って悲しいね。

私は、本気でマイコーを好きになって知ったの。


皆さんの恋はどうなんだろう?


さてさて、


彼からの連絡は「おはよう」、「おつかれ」、「おやすみ」の素っ気ない挨拶でも

嬉しいって思っちゃうんだよね。


たま~にくる電話も


百恵: 「お疲れ様」

マイコー: 「おつかれ~」


百恵: 「元気してる?」

マイコー: 「最近、お金が無くてご飯が食べれてなくてさぁ!」


百恵: 「何か食べたいものある?」

マイコー: 「〇〇って美味しいよね」 〇〇=高級品だけど。


これって催促なのかな?


なんて頭では疑問に感じても、気付けば買い出しに来てる自分がいるんだよね。


山盛りモリの食材を両手に持って帰り、愛情込めて料理して、タッパーに入れて

段ボールに詰めたら宅配便へ直行。


どんなに愛情込めて届けても、

彼からは、段ボールを開封した写真とありがとうの一言だけ。


それでもいい。

マイコーが私を好きになってくれれば。


そんな姿を見て千春からは、「お母さんみたいだね」って言われるんだけど、

その通りです、ズッ友=お母さんだったりして(笑)


何て笑えないよね。

それでも好きだから、今はただマイコーの事だけで、マイコーの事ばかりです。

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