第9話・分かってはいるのに止められない

ズッ友の先に何もないって分かっているのに止められない。

片想いだって分かっているのに止められない。

このまま続けたって辛いだけなのに止められない。

分かっているのに。

どうして。


私ってバカよね、おバカさんだよね、耐えてきたのに今日まで。

あれ? どっかで聞いた事があるような?


そうだ!千春に聞こう! ってJR東海かよ(笑)


百恵:ねぇ千春~ 私ってバカだよね?

千春:そうだね!


百恵:私ってダメだよね?

千春:そうだね!


百恵:私って幸せになれないよね?

千春:そうだね!


百恵:私って可愛いよね!

千春:そうかな?


百恵:そこは、そうだね!じゃ無いんかい!

千春:で、どうしたん?


Aさんの事を、ありのままを千春に伝える。

千春は「だろうね!」と言った後に「でも好きなんでしょ?」と続けた


何でもお見通しなんだね。

その通り、ダメって頭では分かっているのに心が言う事を聞いてくれない。


そんな時でも千春は「百恵さんが笑顔ならイイんじゃない」って言ってくれる。

この一言が支えなのかな?


私も旅に出ようかしら。そんな気分だわ。

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