第8話 再び、フェンサリルへ
翌朝ユーフェミアは、”前回”と同じように貨物馬車乗り場へと向かった。だが、宿を出た時点で、予想外のことが起きていた。
街にいるうちから、既に霧が出はじめているのだ。
これは、”前回”には無かった現象だった。
港前から続く通りは、島の中央部から押し寄せて来る風の運んだ白灰色の濃霧にうっすらと包まれて、人や建物の輪郭は既にぼやけはじめている。
「霧だよ! 早く中へ」
「危ない、危ない」
人々は大慌てで、手近な建物へと逃げ込んでゆく。
そんな様子を不思議そうに眺めながらユーフェミアが貨物馬車に近づいていくと、御者台にいたアトリが気づいて、慌てたように手招きした。
「お嬢さん、早くこっちへ。馬車の中に入って。そんなゆっくりしてたら危ないよ!」
「危ない、って…。」
馬車はもう、ほんの目の前だ。急かされなくても、十秒もあれば到着する。
ユーフェミアの腕を掴んで座席に押し込みながら、アトリは苛立った様子で言った。
「一瞬で足元が見えなくなることもあるんだ。ほら」
「…あ」
言い終わる頃にはもう、辺りは見事に真っ白で、少し先すらも全く見えなくなってしまっていた。
「本当だ…」
あと十秒も遅れていたら、馬車がどこにあるかすら分からなくなっていたかもしれない。
「やれやれ。出発前からこれじゃなぁ。霧が港のほうまで流れてくるなくて、滅多にないんだが…」
ぶつぶつ言いながら、男はユーフェミアの向かいの木箱の上に腰を下ろした。荷物の積まれた馬車にほとんど隙間はなく、二人乗れば乗客席はいっぱいだ。
「この霧って、島のどこにでも出るものじゃないんですか?」
「いいや。風向き次第だけど、たいていは島の西の方か南のほうだよ。霧が湧くのはフェンサリルのほうで、ナースレンド山脈を越えてくることは滅多にない。ここからフェンサリルまでは、途中で谷とトンネルを抜けることになるんだが――そのへんが、その…なんていうか、霧の境界線になってるんだよな」
「じゃあ、この霧は、西の方から来てるんですね」
ユーフェミアは、パンフレットに載っていた島の地図を思い出しながらそう言った。そちらには、海があったはず。もしかしたら、温かい海水が霧の減員になっているのかもしれない、と思いながら。
「そう。霧が出るのは昔ながらの寂れた田舎…、良いように言えば”自然豊かな”、”ありのままの自然”ってやつがある場所だけさ。あんたは遺跡とか歴史に興味があるんだろう? なら、山脈の向こう側を周るといい。山脈のこっち側には、新しい街しかないぜ」
「…なるほど。教えてくれて、ありがとう」
礼を言いながら、ユーフェミアは、うわさが広まるのが早いことに複雑な気持ちになっていた。
島に来た理由を誤魔化すために、遺跡や歴史に興味がある…ということにしたのは、昨日の夕方のことだ。しかも、その話をした相手は宿の主人と警官の二人しかいなかった。それなのに、今朝にはもう、その情報がアトリにまで伝わっているとは。
(やっぱり、この島じゃあヘタに身元は明かさないほうがいい、ってことね。あっという間に話が広まっちゃうみたいだから。)
内心の警戒を隠したまま、彼女は、窓の外の真っ白な空間に視線をやった。
前回とは違い、霧の中には幻のようなものは見えない。
さすがに街中で幻覚や幻聴は起きないのか。それとも、二回目ということもあって、前回のように不安では無いからだろうか。
「――ま、いつ晴れるかは分からないんだ。ゆっくり待つとしようや」
アトリのほうは、慣れた様子でポケットから菓子などを取り出してかじっている。
「お嬢さんも食うかい? 島名産の、ひまわりの種」
「いえ…」
とはいえ、このまま黙って時間を過ごしているのも、なんとなく間が持たない。
せっかくなのだ。何か聞いてみよう。
「あの、…この馬車に積んでる荷物って、ほとんどは、ホテルに持っていくんですよね? 確か、黄金の…なんとかっていう」
「”黄金のチェス亭”。まあ、そうだな。あそこは、高級なお宿ってことになっているから、要り用なものが沢山あるんだよ。ほれ、俺の腰掛けてるこいつの中身は、ぜんぶワインさ。本土からの輸入モンだぜ」
言いながらアトリは、尻の下の木箱を手で撫でて見せる。
「あそこの客は、どういうわけか酒好きが多いらしくてなあ。いつも酒の注文が半分くらいを占めるんだ。で、他には香辛料、コーヒーとか茶葉。食材が多いが、たまには長期逗留の客向けに本だのインク壺だの、化粧品だのを仕入れることもあるぜ。この島じゃあ、そんなもん使う奴は滅多にいない」
「長期逗留のお金持ち、ってことですか? そんなに長いこといるんですか?」
「ああ。どうも、あそこは一部の人間にゃ相当に気持ちいい場所らしい。もう、ほとんど住んじまってるような奴もいるんだぜ。確か…ルベット・グンドゥルとかいう爺さんだ。本を何冊も出してる、
「ありません…。でも学者さんならたぶん、中央大学の教授とかなんだと思います。私、まだ高校を卒業したばかりなので…」
「うん? 歴史とかに興味があるってのは、大学で専攻してるってわけじゃあないのか。そうか、これから大学の史学科とかに入るってことだな。ははあ、なるほど、なるほど。」
「……。」
勝手に話が進んでいく。それに、意図しないところで、こちらの素性をうまく探られているような気がした。
直感的に、目の前の男はあまり信用出来ないという気がした。
単に耳ざといとか頭が周るとかいうのではなく、小狡いというか、目ざといというか…そう、強いて言うならば、ほんの些細なことからでも、儲け口や小銭稼ぎになりそうな情報を手に入れようとする、そんな感じの。本質的には悪人ではない、だが、理由さえあれば善と悪の境目を簡単に踏み越えていくような、そんな雰囲気がある。
「その、…ちなみに、ホテルって一泊おいくらくらいなんですか」
「おっ。興味ある? ちょうどここに、料金表とパンフレットがあるんだよね~」
アトリは、嬉しそうな顔で座席の下から埃をかぶった印刷物を取り出してきた。
「どうだい? もし興味があるってんなら、停車場から宿までは五十リセで運ぶよ。徒歩だと一時間はかかるんだ。今日じゃなくてもいい。船の着くのが火曜日で、俺が停車場にいくのは毎週水曜の昼過ぎ。だから、その頃に待っててくれれば――」
「…あ、霧が晴れてきましたよ」
美辞麗句の連なるパンフレットから視線を上げ、ユーフェミアは、そっけなく言った。
「考えておきますね。もし村のほうに飽きたら、その時はよろしくおねがいします。一泊くらい試してみるのもいいかもしれない」
「ぜひぜひ。じゃ、出発しますよ」
上機嫌のアトリは、さっそうと御者台のほうに移動する。
その後ろでユーフェミアは、手元の料金表を前にため息をついていた、
(……一泊するのも、無理そうね)
手持ちの残り金額では、一泊するどころか、併設されているカフェを利用することすら厳しそうだ。それに、パンフレットで紹介されているホテルの内装は、どこの豪邸かと思うほどゴテゴテしている。
どうやら、フェンサリル唯一の”高級”リゾートホテル、という前評判には、嘘偽りは無さそうだった。
それからは再び霧が出ることもなく、馬車は順調にフェンサリルへの道を辿った。
”前回”と同じ道のりだ。ときおりアトリが、通り過ぎていく遺跡や村の跡などについて説明してくれる。
「ここは、戦場跡って言われてるところさ。あそこに視えるのが巨人族の砦だったと言われる岩山。近くにある塔の残骸は、その時代に砦を見張るために作られたものだと言われている。…で、この先にある川が、ナースレンドの山脈に繋がっててな。決戦場になった草原に流れこんでるんだ。その決戦じゃあ、巨人族も、神々も大勢死んだそうで、川は真っ赤に染まったとか…。古い歌にもあるだろう。ほれ、ええと…なんだっけか。ヨートゥンの…」
「巨人族っていうのは、ヨートゥンのことなんですか?」
「そうだよ。」
「それじゃもう一方は、ヴァニールとかエーシルとかですか」
「よく知ってるじゃあないか。そうそう、それだよ。」
「神々…なんですか? 子孫じゃくて?」
「いやあ、具体的なところはよく知らないが、似たようなものじゃあないのか? 魔法とか、予言の力とかが使えたらしいしな。」
(たぶん、全然違うと思うんだけどな…)
ユーフェミアは、流れていく風景を眺めながら苦笑していた。
今のこの島の今の住民たちにとって、大昔の神話の時代への興味など、その程度なのかもしれない。
島の半分が吹き飛ばされるほどの大噴火が起きたのだ。当時のことを知っている人は、ほとんど生き残らなかったのかもしれない。
それに、港街にいた人たちの多くは、それほど背も高くはなかったし、いまのこの島の住民たちのほとんどは、きっと、後になって別の島から移住して来た人たちなのだ。
「そうそう、もし興味があるなら、古い伝承をひとつ話そうか。巨人族、ヨートゥンと島の二つの支配種族の争いと悲劇の物語」
「悲劇?」
「ちょうどこの辺りの平原で起きた戦いの話さ。むかしむかし、この島は、エーシル族とヴァニール族というふたつの種族が支配していた。東はエーシル、西はヴァニール。互いに勢力は拮抗しあい、互いを支配せんとして、戦争を繰り広げていたそうだ。そこへ、かつて神々に追放された巨人、ヨートゥンたちが帰って来る。島の西側、いまのイーストポートのあたりの港に上陸したヨートゥン族は、ヴァニールの土地を荒らし回り、この決戦の野原までやって来る。そこでヴァニールの軍と戦うんだが、ヴァニールの王子、勇敢にして人望厚かった立派な戦士が戦死してしまう。軍は壊滅状態に陥り、敗走する。戦士たちは悲運を嘆き、指揮官だった王子の亡骸を抱えて族長の待つ城へ落ちのびたという。」
「……。」
どこかで見たような風景が、ユーフェミアの脳裏に思い浮かんだ。
前回、ここで霧に巻かれた時に見えた幻覚は、まさにその物語に一致する風景だった。戦に向かおうとする古代の戦士たち、鬨を告げる角笛の音…。
(まさか、…ね)
この物語は初耳だし、そんな大昔のことなど、当然、知っているはずもない。普通に考えれば偶然だ。
それなのに、ユーフェミアの心の中には何かが刺のように引っかかったまま、物語の余韻は消えそうになかった。
「で、その落ちのびた先の城というのが、フェンサリルにある古いお城だよ。かつてヴァニールの代々の族長たちが住んだと言われるところでね。」
まるで、ユーフェミアがその城を見たいと言ったことまで既に知っているような口ぶりだ。
「今は無人なんでしょう?」
「そうだな。最後の族長は、五年だかそこら前に死んだよ。高齢でね」
アトリは口元を歪め、以前と同じことを――いや、ほんの僅かに違うことを口にした。
「あの家は呪われてたのさ。女が生まれればすぐに死に、男どもは不幸続きに気が狂う。かつては島全体を支配するほどの権威があったらしいが、既に没落していた。最後の何代かの当主は、呪いを恐れながら城に引きこもったまま死んでいったよ」
「……?」
ただ聞き流せば、ほとんど同じことを言っていると思っただろう。だが、ユーフェミアには、微かに引っかかるところがあった。
(呪われていた、って、確定事項のように言うのね。そういう噂がある――とかじゃなく…。)
なぜアトリは、そんな言い方をしたのだろう。
”前回”との違いは、アトリが、ユーフェミアの素性を知っているかどうかだけ。だとしたら”前回”は、当事者の手前、まだ望みがあるように取り繕っていただけなのかもしれない。
ユーフェミアが黙りこくってしまったのに気づいて、アトリは、陽気な声で付け足した。
「まあ、こんな話はよそから来た若いお嬢さんにはちいと刺激が強すぎたかな。もっと楽しい話をしよう。そうだな…」
おしゃべりな男が話し続ける島の伝説やお伽噺を、ユーフェミアは、適当にあいづちを打ちながら聞いていた。
かつて島に住んでいた妖精族の話、家事をしてくれる小人たち。勝手に照準を定めて飛んでゆく投げ槍の伝説に、無限にごちそうを沸き立たせる魔法の器…。
この寂れた霧の島には、多くの昔話が残されているらしかった。
それから馬車は走り続け、何時間もかけて、やがてフェンサリルの入口にある停車場、とは名ばかりの、屋根と床があるだけの粗末な小屋の前にたどり着いた。
太陽の角度からして、時刻は、前回とほぼ同じだろうか。夕暮れ時まで、あと数時間といったところだ。
「本当に、ここでいいのかい?」
荷物を下ろしながら、アトリは、前回と全く同じ質問をしてきた。
「はい。そのうち誰か、荷物を取りに来ると思うので、乗せてってもらいます。いざとなったら歩きますよ、村の方向は分かってるので」
「なら、いいんだが…」
この先に起きることは分かっている。もうすぐヘグニがやってくるはずなのだ。ロバの荷車に乗せてもらえれば、村の近くまで行ける。
アトリが村用の荷物を下ろしている間、ユーフェアは、村の方角を眺めながら待っていた。
ほどなくして、草原に続く
やはり、意図して変えようとしない限りは、起きることは全く同じなのだ。ユーフェミアにもようやく、その確信が持てた。
「お! ヘグニ爺さんじゃねえか。おーい、爺さん。ちょうどいい。この子、連れてってやってくれよ!」
「…ん?」
老人が怪訝そうな顔で荷車を降りてくるのとほぼ同時に、アトリは、自分の馬車のほうに戻っていく。
「よし、荷物はこれだけだな。そんじゃ、お嬢さん。またな」
「はい。ありがとうございました」
ホテルのほうに向かって走り出していく貨物馬車を見送ったユーフェミアは、アトリのほうに向き直り、気持ちを引き締めた。
ここからだ。
この先は、二度と同じ失敗をするわけにはいかない。
たとえ、死に至る原因が一つでは無かったとしても、その全てを回避して、目的を果たすまで生き残らなければ。
ヘグニとの接触と小屋までの移動は、順調にいった。
前回と同じようにユーフェミアは、アトリのあばら家へ招待され、奥の寝室をあてがわれた。硬いパンの夕食を取ったあと、早めに部屋に引き上げる。もちろん、今度は子犬のフェンリスも一緒だ。
「よしよし、お前が頼りなんだからね。危ないことが近づいてきたら、私を起こすのよ」
「ワン!」
(とはいえ…。毒蛇に襲われるかもしれない、っていうのは、あんまり気持ちのいいものじゃないわね…)
床につく前に、ユーフェミアは、部屋の中を念入りに確認することにした。町で買い求めて来た懐中電灯で、寝台の下や物入れの後ろ、天井の梁など、ありとあらゆる隙間を照らして、何もいないことをよく確かめる。窓の隙間には布切れを足しておいたし、床と壁の間に出来ていた隙間も塞いだ。
やれることは、やった。
本当は、眠るのが怖かったのだが、旅の疲れもある。寝台に腰を下ろして一息ついたとたん、眠気が襲ってきた。
(どうか、うまくいきますように…)
無事に翌日の朝を迎えられることを願いながら、ユーフェミアは、埃っぽい毛布をかぶって目を閉じた。
◆◆◆
――夏草の香りが、風に乗って通り過ぎてゆく。
(…あれ?)
ぼんやりとしたまま、ユーフェミアは、あたりを見回した。
さっきまで寝室にいたはずなのに、気がつくと、霧に囲まれた草原にいたのだ。足元がふわふわして、どうにも、現実味がない。
と、いうことは、これは夢なのだろうか。
(それにしても…何だろう、これ…)
視点が低い。自分の手のひらに視線を落とすと、手は、ずいぶん小さい。そして、重たい銀の腕輪が、両方の腕に嵌められている。首をふると、結われた髪がシャランと音を立てた。
どうやら、色々と装身具を身に着けているらしい。まるで枷のようだ。
少しずつ霧が晴れていくに従って、視野が開けてゆく。
そこは、なだらかな丘陵の上のようだった。青々とした草がそよぐ。季節は、現実世界と同じ初夏、といったところか。
気持ちのよい青空の下、振り返ると、背後には大きな石造りの壁。
ぎょっとして、思わず壁を見つめた。
それは紛うこと無く、例の、一族の屋敷だったという城の壁そのものだった。昨日、遠目に見た時は少し崩れている場所もあり、蔦がからまっているようにも見えたのに、いま目の前にある石組みはまだ新しく、木製の見張り台のようなものが外側に取り付けられている。
深い紺色に染められた旗がひらめき、槍を手にした屈強な戦士たちが見張り台の上に立って平原のほうをじっと見つめている。
(え、これ…もしかして、昔の風景なの?)
慌てて、辺りを見回した。
城の周囲を取り囲んでいた森が無いが、この城は、…見覚えのある、特徴的な石壁は、確かに、昨日見上げていたものだ。
それに、丘から続く道の先にある集落は立派に栄えていて、そちらも石の壁に囲まれ、防衛のための塔が建てられている。ヘグニの小屋があったあたりには何もなく、代わりに火事場のようなものが作られていた。
「フレヴナ!」
城のほうから、立派な衣装に身を包んだ、背の高い男性が近づいてくる。
きょとんとしていると、その男性は、ユーフェミアをひょいと抱き上げた。
「駄目じゃないか、ひとりで外に出ては。危ないよ。」
(え…え? 誰? ていうか、私のこと”フレヴナ”って呼んだ?)
全く記憶に無い、引っ掛かりもしない名前。ただ、目の前の優しげに微笑む男性のことは、朧げながら、知っているような気がした。
どこかで見た覚えがある。――そう、確か、母がむかし大切にしていた古びた写真。出会った頃の両親の思い出の一場面。…父が死んで何年かした頃、母は過去を断ち切るようにしてそれを処分してしまって、手元には残らなかった…。
あの写真の中で、母の隣で笑っていた男性は、こんな顔をしていなかっただろうか?
「お父…さん?」
「おや、寝ぼけたような顔をして。お昼寝でもしてたのかい? ヘビが出たら危ないよ。ヘビ避けのルーンは…ああ、ちゃんと身につけているね。偉い偉い」
「ヘビ避け…」
「そう、ほら。この腕輪に刻まれている。身を守るルーンについては、教えただろう?」
腕輪に視線を落としたその瞬間、目の前にぱっと光が弾けたような気がした。
世界が薄ぼんやりと揺らぎ始める。
「あ、待って…」
けれど、ほんの一瞬のうちに視界のうちにある風景は白く塗りつぶされ、抱き上げてくれていた腕の感触も、父の顔も、腕輪の装飾も、全てが目の前から消え失せてしまった。
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