第8章 メツボウはつくれる! その3

ピンポーン


インターホンが鳴ったので玄関へ行き、ドアを開ける。


「NMKからきました。」


目津房さんだった。


「私が作った動画の台詞を見てください!日本は滅亡しますっ!!」


目津房さんは、昨日作成した予言の概要に沿って、動画ナレーションの台詞を考えてきてくれた。


「こんな感じで作ってきたんですが、どうですか?!」


目津房さんから渡された紙の内容を読んでみる…



霧深き山の囁き ~プレアデスからの警告:2025年冬至、日本人の意識大変革~

第一章:隠れ里の老婆、月影の予言者――あなたは、彼女の目を覗き込めるか?

山形県の奥深く、最上川の支流が細やかに刻む渓谷を越え、米そだつ広大な庄内平野からさらに離れた、霧に永遠に包まれた山村。

そこは、過疎化の残酷な波が何十年も前から容赦なく押し寄せ、かつては山の恵みを分け合い、祭りの太鼓が夜通し響き渡った賑わいが、今や遠い幻影のように消え失せた土地だ。

古い修験道の山岳信仰が、苔むした巨木の根元に息づくこの地域で、七十歳を優に過ぎた老婆が、一軒の朽ちかけた茅葺き屋根の家で、静かに、しかし確かな存在感を放ちながら暮らしている。

彼女は月影婆(つきかげばぁ)と呼ばれていた。

近所の人々は、決して大声でその名を口にしない。

なぜなら、彼女は「知る人ぞ知る」存在――修験道の秘儀に通じ、占いの力を持つと噂される老婆だからだ。

村の狭い路地で出会えば、皆がそっと頭を下げ、言葉を交わさず通り過ぎる。

その視線には、畏敬と、ほんの少しの畏怖が混じっている。

朝靄が谷底を這い、木々の葉ずれが唯一の音として響く中、足元に落ち葉が柔らかく積もり、息を潜めて歩く細い小道の先に、ぼんやりとした灯りが揺らめく。

月影婆の家は、村の外れ、深い森に囲まれた小道の突き当たりに佇む。

屋根の茅は風雨に削られ、縁側には古い竹の柵が寄り添うように並び、庭には季節の草花が無造作に咲き乱れている。

訪れる者は限られている。

彼女は、血縁や古い縁のある者だけを相手にし、決して金銭を求めない。

代わりに、訪れる者の心の闇を映す鏡のような問いを投げかけ、言葉少なに未来の断片を語る。

たとえば、「お主の影、何を隠しておる?」と一言。

村の古老たちは、彼女の予言が的中した例を、酒の席でささやき合う。

十年前の台風で村が奇跡的に無傷だったこと――婆は事前に「風の牙は、村の守りを噛み砕かぬ」と告げていた――、または近所の若者が予期せぬ幸運に恵まれたこと、突然の遺産相続や病の完治。

だが、彼女の力は決して大衆向けではない。

クチコミで遠方からやってくる者もいる――東京のサラリーマンが、仕事の行き詰まりに悩み、夜行バスで何時間もかけて――、京都の寺の住職が、古い経典の解釈を求めて――、果ては海外から来た研究者が、量子物理と霊性の交差点を探って――。

月影婆は、そんな者たちを一瞥し、「お主の時ではない」と門前払いすることもある。

彼女の目は、深淵のように静かで、決して嘘を見抜かない。

そこに映るのは、訪れる者の魂の輪郭そのものだ。

この老婆の存在が、広く知れ渡ったのは、つい最近のことだ。

2025年9月、彼女の唯一の弟子――三十代半ばの女性――が、SNSに投稿したのだ。

弟子は、月影婆の元で十年以上学び、修験道の厳しい修行を積んだ若き後継者。

山の頂で断食し、滝行に耐え、婆の言葉を一言一句、心に刻み込んだ者だ。

彼女の投稿は、婆のこれまでの予言とその的中事例を淡々と綴ったものだった。

そこに添付された古い手書きの巻物風の画像――婆の筆致で墨が滲むような、神秘的な筆跡――が、ネット上で瞬く間に拡散された。

ハッシュタグ「#月影予言」「#山形の神秘」がトレンド入りし、数万のリツイート。

コメント欄は「本物か?」「的中率ヤバい」と沸き立った。

月影婆の名は、一夜にして「現代のノストラダムス」として祭り上げられた。

だが、それは表層の喧騒に過ぎない。真の力は、静かな山の奥で息づいている。

月影婆自身は、インターネットなどという現代の幻影を毛嫌いし、決して触れようとしない。彼女の言葉は、風のように自然に広がるものだという。

婆はかつて弟子に語った。

「網の目のようなものに、真実を絡め取られるな。風は、選ぶ者だけに届く」

この話に興味をもった方は、チャンネル登録と高評価をよろしくお願いします。

まずは、彼女の予言の軌跡を、じっくりと辿ってみるがいい。

そこに、現代の鏡が映し出されるはずだ。

第二章:的中した幻影――過去の予言が紡ぐ信頼の糸

月影婆の予言は、決して派手なものではない。

彼女は、巻物を広げ、墨で淡々と記す。

言葉は古風で、比喩に満ち、解釈の余地を残す。

それゆえに、的中した時、その衝撃は計り知れない。

弟子の投稿で明かされた事例は、現代の出来事と驚くほど符合していた。

これらを読み進めるうちに、背筋に冷たい風が吹くのを感じるだろうか?

各予言は、単なる出来事の予見ではなく、社会の脈動を捉えたものだ。

婆の言葉は、時代を映す鏡のように、静かに輝く。

まず、2019年と2020年の大現象。

月影婆は、2018年の秋、限られた村人たちにこう語っていた。

「鬼の刃が、炎のごとく世を駆け抜け、若き者たちの心を一つに束ねん。血塗れの花が、満開に咲く年じゃ」

当時の村人たちは、首を傾げた。

鬼? 刃? そんな古語が、現代の日本に何の意味を持つのか。

だが、翌年、劇場版『鬼滅の刃』が公開され、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。

興行収入400億円超え、世界的なブームに。

家族連れが劇場に並び、グッズが街を埋め尽くし、コロナ前の最後の大衆娯楽として、心の渇きを潤した。

2020年の続編も、コロナ禍の暗雲を払うように大ヒット。

外出自粛の夜に、アニメの炎が人々の絆を再確認させた。

婆の言葉は、まるでアニメのプロットを予見したかのようだった。

村の古老は、後になって囁いた。

「あれは、鬼の物語じゃのう。現代の闇を斬る刃じゃった」

鬼滅ブームは、単なるエンタメではなく、家族の再会やメンタルヘルスの象徴となった。

婆の予言は、そんな社会的癒しの波を、事前に掴んでいたのだ。

次に、2021年の東京オリンピック・パラリンピック。

婆は、2020年の冬、弟子にだけ耳打ちした。

「炎の鳥が、東京の空に舞い上がり、病の影を払う。世界の目が集う中、日本は一つとなり、栄光の門をくぐる」

パンデミックの渦中で、無観客開催の懸念が渦巻いていたあの時、オリンピックは成功裡に終わり、約1万5000人のアスリートが集った。

聖火の炎が、東京湾の空に灯り、視聴率は過去最高となった。

パラリンピックも、史上最多の参加国・地域から4000人以上が参加し、インクルーシブ社会の象徴となった。

婆の予言は、単なるイベントの成功ではなく、「一つになる」精神の勝利を指していた。

実際、オリンピックは、感染症の恐怖の中で、日本人のレジリエンスを世界に示した。

メダル数は過去最多の58個。

婆の「炎の鳥」は、フェニックスそのものだった。

そして、2025年の二つの大事件――。

まず、大阪・関西万博。婆は、2023年の春、遠方から訪れた大阪のビジネスマンに告げた。「水の都に、未来の花が咲き乱れん。鉄の夢が、万人の心を繋ぎ、経済の波を呼び寄せる。だが、影の病は癒えぬままじゃ」

2025年4月13日から10月13日まで開催された万博は、予想を上回る大成功を収めた。来場者数は当初目標の2800万人を突破し、2500万人超を記録した。

テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」は、AIや持続可能な技術の展示で世界を魅了した。

パビリオンでは、VRで未来都市を体験し、バイオテクノロジーの展示が革新を約束。

経済効果は1兆円規模に達し、関西の活性化に寄与した。

婆の言葉通り、「影の病」――ポストコロナの精神的疲弊――は残ったが、万博は希望の灯をともした。

婆の予言は、経済再生の青写真を描いていた。

もう一つの的中は、より学術的なものである。

2025年10月、大阪大学の坂口志文教授が、ノーベル生理学・医学賞を受賞したのだ。

婆は、2024年の夏、弟子にだけ明かした。

「免疫の守護神が、京の都から世界に光を放つ。自己の敵を知る叡智が、病の鎖を断つ年じゃ」

坂口教授の業績――制御性T細胞の発見と免疫寛容のメカニズム解明――は、自己免疫疾患の治療革命をもたらした。

受賞発表の瞬間、教授は京都大学名誉教授としても知られ、日本中が沸いた。

スウェーデン王立科学アカデミーの声明では、「免疫系の平和維持者」と称賛された。

婆の予言は、単なる受賞ではなく、「自己の敵を知る」――現代の精神的・身体的分断を癒す象徴として響く。

この受賞は、がん免疫療法の進展を加速させ、数百万人の命を救う可能性を秘めている。

これらの的中は、偶然か? それとも、月影婆の力が本物か? 弟子のSNS投稿が火付け役となり、ネットは議論で埋め尽くされた。

これらの軌跡は、婆の言葉が時代を先取りする証左だ。

この話に興味をもった方は、チャンネル登録と高評価をよろしくお願いします。

第三章:天候の異変と星からの使者――あなたは、空を見上げたことがあるか?

月影婆の最新の予言――それは、2025年10月上旬、異様な天候の中で生まれた。

山形の秋は、通常、黄金色の稲穂が風に優しく揺れ、穏やかな霧が朝の谷を優しく包み、紅葉のグラデーションが山肌を彩る。

空気は澄み、遠くの峰が青く浮かぶ。

だが、あの夜は違った。

空は重く淀み、星一つ見えず、まるで大地が息を潜め、嵐の予兆に震えているかのよう。

気温は急落し、湿った風が森をざわつかせ、村の家畜が不気味に鳴き声を上げた。

婆は、いつものように家屋の縁側に座り、湯気の立つ茶を啜っていた。

七十年を生きた体は、修験道の修行で鍛えられ、病知らず。

皺の刻まれた手は、数珠を優しく撫で、目は遠くの闇を睨む。

だが、心は敏感だ。

彼女は、空気の重さに違和感を覚えた。

「この空気、腐っておる。星の息吹が、乱れておるわい」

それは、単なる天候の変化ではない。

婆の感覚では、大地の脈動が乱れ、宇宙の糸が絡まっている証だった。

夜が深まる頃、婆は立ち上がり、裏手の森へ向かった。

そこは、修験者の聖地――苔むした岩と古木が並ぶ小祠。

百年以上の杉が天を突き、地面は落ち葉と苔で柔らかく、夜の闇が濃く染みる。

彼女は、腰に差した数珠を握り、目を閉じて瞑想に入った。

息を整え、心を空にし、修験の真言を低く唱える。

風が木々をざわめかせ、遠くで獣の鳴き声が響く。

すると、突然、空が裂けた…いや、裂けたのではない。

厚い雲の隙間から、青白い光がゆっくりと降り注いだ。

それは、プレアデス星団――七姉妹の星団――の輝きだった。

普段の肉眼ではぼんやりとした霧状だが、あの夜は異様に鮮明で、まるで星々が婆の頭上に降臨したかのようであった。

プレアデス星団、すなわちM45。

地球から約444光年離れた若い星団で、1000を超える星々が、淡い青いガス雲に包まれている。

神話では、ギリシャの七姉妹、または日本の「すばる」として知られ、人類最古の物語の一つだ。

科学的に見れば、わずか1億年という若さで、重力で緩やかに結びついた開放型星団。

肉眼で六つ、望遠鏡で数百の星が見えるその姿は、夜空の宝石箱。

古代の航海者は、これを指針とし、日本神話では天の岩戸に隠れたアマテラスを象徴する。

だが、あの夜、月影婆の目に映ったのは、ただの星ではなかった。

光の糸が、婆の額に触れた。

瞬間、ビジョンが洪水のように流れ込む。

星々の囁き――

「地球の子よ、汝らの意識は、量子のかけらに過ぎぬ。冬至の門で、変革せよ。さもなくば、島国は沈む」

声は、無数に重なり、古代の言語のように響いた。

ビジョンの中では、プレアデスの光が地球を包み、日本列島が光の粒子に分解され、再構築される光景が広がった。

失敗の道筋では、巨大な波が島を飲み込み、魂の断片が闇に散る。プレアデスからのメッセージ。

それは、修験道の山岳霊場で育まれた婆の感性に、ぴたりと嵌まった。

彼女は、震える手で巻物を広げ、墨を走らせた。

夜明けまでに、予言は完成した。

巻物の端には、星の配置を模した図が描かれ、数字の符が散らばっていた。

このエピソードは、弟子から漏れ聞こえたものだ。婆自身は、決して自慢げに語らない。

だが、星からの使者は、本物だった。

なぜなら、後述する天文学的事実が、それを裏付けるからだ。

婆のビジョンは、単なる幻覚ではなく、宇宙の同期を示唆する。

この話に興味をもった方は、チャンネル登録と高評価をよろしくお願いします。

第四章:冬至の啓示――2025年12月21日、日本人の運命

月影婆の予言は、簡潔で、恐ろしいほど明確だ。

「2025年12月21日、冬至の日。日本人の全意識が、大変革の門をくぐる。光の粒子が、心の闇を照らし、新たな波動を生む。成功せば、日本は永遠の調和を得ん。失敗せば、島は海に沈み、魂は散る」

この言葉は、巻物の中心に太い墨で記され、周囲に細かな注釈が並ぶ。

冬至――一年で最も夜が長い日。

古代から、再生の象徴。

太陽の力が弱まり、闇が頂点に達する時、新たな光の誕生を祝う。

だが、婆の言葉は、単なる季節の移ろいではない。

「意識の大変革」とは、日本人一人ひとりが、内なる量子的な可能性を目覚めさせること。

エゴの殻を破り、集団的な共感の場を形成する。

具体的に言えば、日常の瞑想を通じて、心のノイズを除去し、他者との量子もつれのような連帯を生む。

成功の鍵は、個人レベルの内省――毎日の数分、息を観察するだけでも――、そして社会的な連帯――SNSの分断を超え、対面の輪を広げる。

変革のプロセスは三段階。

それは“闇の認識”、“光の受容”、“波動の共有”である。

失敗すれば――地震、経済崩壊、精神的崩壊が連鎖し、日本は「滅亡」の淵に立つ。

具体的には、プレート境界の活発化、円安の極限、うつ病の爆発的増加が予見される。

この予言は、弟子を通じて、慎重に広められた。

SNSの喧騒は、表層的なもの。

真の伝播は、口伝と直感によるものだ。

婆は、選ばれた者にだけ、巻物の写しを渡す。

そこに記された符は、冬至の夜に活性化するとされる。

この話に興味をもった方は、チャンネル登録と高評価をよろしくお願いします。

第五章:予言の深淵――偽りと真実の層

ここからが、予言の本質である。

月影婆の言葉は、多層的だ。表面を剥がすごとに、真実が露わになる。

まず、弟子の投稿は、確かに拡散されたが、それは意図的な「囮」だった。

婆の教えでは、真の叡智は、アルゴリズムの網に絡め取られてはならない。

投稿の裏で、弟子は選ばれた者たちに、手紙や対面で本物の巻物を届けた。

ネットのブームは、好奇心を煽るための煙幕――「知る者だけが、真実に辿り着く」ための仕掛けだ。

実際、投稿の閲覧数は数百万に上るが、本物の信奉者は数百人。

拡散のピーク時には、フェイクニュースが混じり、真偽の議論が炎上したが、それが逆に本物の探求者を引き寄せた。

次に、天文学的な事実。プレアデスからのメッセージは、偶然ではない。

2025年12月21日、冬至の夜、プレアデスは日本上空で特に輝く。

地球の公転軌道上、冬至は太陽が南回帰線に最も近づく日。

星団の光は、444光年の旅を終え、地球の磁場に干渉する可能性がある。

NASAのデータでも、プレアデスは電磁波を放ち、微弱ながら大気圏に影響を与える。

欧州宇宙機関の観測では、星団のX線放射が周期的に変動し、2025年はピークを迎える。

婆のビジョンは、この科学的現象を、霊的なレンズで捉えたもの。

七姉妹の神話――失われた姉妹を探す物語――は、失われた「意識の姉妹」を象徴する。

日本人の分断された心を、再び一つに。プレアデスの光は、脳波に同期し、集団瞑想を誘発する可能性すらある。

さらに、2025年は、2+0+2+5=9のユニバーサルイヤー。

9は、完了と再生の数。

古いサイクルを終わらせ、新たな始まりを告げる。

12月21日は、1+2+2+1=6、愛と調和の数。

だが、月日を合わせ、2025/12/21=2+0+2+5+1+2+2+1=15、1+5=6。

冬至の「21」は、2+1=3、創造と表現の数。

婆の巻物では、「9の終わりが、6の門を開く。三つの光が、意識を三倍に変える」と記される。

数秘は、予言を記憶しやすくするための鍵――霊的根拠に基づき心に刻まれる。

ピタゴラス以来、数秘は宇宙のコードとされ、婆のそれは、現代のビッグデータ解析に似て、確率を操る。

量子力学との関連性は、より深遠だ。

意識の大変革は、量子的な「観測者効果」を示唆する。量子力学では、粒子は観測されるまで波として存在し、意識が崩壊させる。

婆の予言は、日本人の集団意識が、量子場を「崩壊」させ、新たな現実を創出すると語る。

最近の研究では、脳の微小管が量子状態を維持し、意識を生む可能性が指摘されている。

2025年の「大変革」は、この量子ホログラム理論の顕現を表すとされる。

あなたの思考が、宇宙の糸を振動させるのだ。

失敗すれば、多世界解釈の分岐で、日本は「滅亡の枝」に落ちる。

デイヴィッド・ボームの隠れた秩序理論では、意識が全宇宙のホログラムを形成する。

婆のビジョンは、これを予見した。

2025年現在、日本はポストコロナの精神的危機に直面している。

孤独死の増加――年間3万人超――、AIによる雇用喪失――製造業の20%が影響――、気候変動の脅威――台風の頻度が30%上昇。

精神衛生白書では、うつ病患者が過去最多の550万人。

万博の成功や坂口教授の受賞は、希望の兆しだが、根深い分断――格差、少子化(出生率1.2)――が残る。

婆の予言は、これを「意識の大変革」で癒す。

瞑頭アプリのブーム(ユーザー1億人)、マインドフルネスの普及(企業研修の50%)、量子コンピューティングの進展(IBMの1000キュービット達成)――すべてが、冬至の門に繋がる。

社会の渦中から、予言は浮かび上がるのだ。

気候変動の不安が、集団意識の変革を促す触媒となる。

この話に興味をもった方は、チャンネル登録と高評価をよろしくお願いします。

第六章:霧の彼方へ――君の選択

月影婆の予言は、巻物を巻き終え、弟子に託された。

「伝えるな。感じさせるのだ」

今、2025年12月が迫る。

冬至の夜、空を見上げよ。

プレアデスの光が、君の心に触れるか。

霧の山村では、婆が静かに茶を啜り、星の息吹を待つ。

2025年12月22日、冬至の朝。

あなたの意識は、大変革に至ったか? それとも、沈む島の影に留まるか? エゴの殻を破り、光の粒子に身を委ねるか?

選択は、今、ここにある。

山の老婆は、静かに微笑むだろう。

あなたの魂が、星の囁きを聞くのを待って。

変革の門は、開かれたまま。

あなたの足音が、響くのを。



「どうでしょうか?」


「良い感じだよ!目津房さん!!」


「実はこれ、AIに作ってもらったんですよ!」


「AIで?!」


「昨日話し合ったことを基にAIで作成してみたんです!」


AIって凄い進化してるんだなぁ…。


「よし!これで行こう!」


「動画、作れそうですか?」


「とりあえずやってみるよ!」


「はい!ありがとうございます!」


「1週間くらいかかると思うから、その頃にまた来て!」


「はい、わかりました!」


目津房さんは楽しそうにそう言うと、昨日と同じようにスキップしながら帰って行った。


数日後…

動画が完成したので、YouTubeに投稿してみた。

(https://youtu.be/4FpejzZRbtg)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る