第8話 2人の悩み解決と?
食事を終えたことで2人がオレたちの部屋についてきた。
オレとユエはベッドの縁にすわり、エレスティアとミレイユは部屋の椅子にすわってこちらをみている。
「それで、どうやるのとかは――」
エレスティアが問いかけるとユエが口を開く。
「取り敢えず――何がやりたいかとか教えて欲しい。肌露出が高いほど能力が上がってフルアーマーとかになると能力半減するとかそういうデメリット付きのスキルも、戦闘スタイル次第だと活かせるし」
「……えっ、どういうこと?」
首をかしげるエレスティアとミレイユ。
そういえばジョブシステムが死んでたんだっけか。
ユエが乗っ取りかけて現在制御下に置いてるらしいし。
「たぶんジョブシステムがダメなら連動してスキルシステムも普通の人使えなくなってると思うぞ。つまりみんな知らないのでは?」
「……あっ、そうか」
手を叩くユエ。
「取り敢えず2人が冒険者でのやりたい、または得意な立ち回りを教えてくれ。それを元にユエが色々改造計画立てるから」
その言葉にエレスティアとミレイユは顔を見合わせ少し考える。
「……しいていえば、どんな有形無形の攻撃をも一手に引き受け、仲間を守り抜く盾を。さらに欲を言えば、攻撃を受けて反撃をキッチリ返せるとなおよし?」
「私は……影が薄いとか、言われるので、必要な時はみんなに忘れられないようになれれば、あとは……自分の力でなんとかなるかなと」
「エレスティアの改造計画は夕食前になんとなく予想してたのに色つけるくらいだからほぼ想定通り。ミレイユのは……漠然としすぎてるけど、今の錬金術士を主軸にレンジャー系にしつつ、必要ない時に気配遮断系をオフにできるようにでいい?」
「えっと……それでいいと思います」
ミレイユが困惑気味に答える。
「一応あとからでも対応できると思うから、コレジャナイと思ったらまた言ってくれればいい」
とオレが説明してる間にユエはメニュー画面開いて複数のサブウィンドウを両手で操作している。
どうやら先にエレスティアの方いじってるらしい。
「ん、概ねスキルの整理とジョブ切り替えの準備できた。――一気に切り替えるから少し意識飛ぶけど、よろしく」
「え、今なん――」
フラッとエレスティアが椅子から転げ落ちかけたので慌てて抱きとめる。
あ、いい匂いする。
「……はっ!? 一瞬意識飛びました!?」
腕の中でエレスティアがワタワタし始めたのでちゃんと座らせて解放する。
「ん、さっきまでのエレスティアの防御脆い問題を解決して、成長すれば大抵の攻撃をしっかり受け止めて反撃できるよう、ジョブとスキルいじっておいた。実際――」
ユエはどこからか鏃潰した矢を取り出し、エレスティアの額に投擲したが――エレスティアの額に当たったあと、明後日の方向に飛んでいった。
「……あっ、刺さったりしてない!何時もならグッサリ刺さってるのに」
「反撃スキルのレベルが0状態だから、あとは攻撃受けたら反撃するを意識して繰り返していけばいい。スキルのレベル上がって、身体が反射的に反撃するようになるから」
ユエの言葉を聞いたエレスティアが滂沱の涙を流し始めた。
「私、一生狂戦士とか、いつも生傷だらけ女とか言われて終わるかと思ってたので……!」
ユエがエレスティアの肩を叩いた。
「感謝してるなら――残りの人生、カイトと私に尽くして返してね」
「はいっ!!」
「しれっと人の人生縛ってる!?」
ミレイユがアワワワするが、ユエがミレイユの肩も叩く。
「――安心して、私が責任持って面倒見るから」
「やっぱり仲間になるの早まった――!?」
白目剥いてるミレイユだが――
「取り敢えずミレイユの方今弄ったから、意識して自分は居ないとか言い聞かせてなきゃ、雰囲気暗いとか言われないし、普通に人に認識されるはず」
「えっ、本当です?」
――ユエの言葉に直ぐ立ち直った。
「試しに受付のマッキーさんとかのそばで試したりしたら?」
「やってみます!」
そう言って去っていくミレイユ。
そしたらなぜかベッドに入ってこっち来いとジェスチャーするユエ。
「……どういうおつもりで?」
「ん? 夫婦の営み」
「あの、私いるんですが??」
エレスティアが困惑するが
「……混ざる?」
斜め上の返事にオレもエレスティアも目を丸くする。
「え、いや、その、心の準備が……」
「是非もなし。なら自分の部屋戻って。あと鍵かけておくけど、ミレイユが無理に入らないよう、廊下に来たら声かけしてあげて。それじゃあおやすみ」
ユエは言いたいこと言い終えるとエレスティアを部屋に放り出し、ドアに鍵をかけた。
そしてこちらを捕食者の目で見ると服を脱ぎ始めて――
房中術スキルとか諸々なかったらこっちがやばかった。
あと一部のネタアイテムや装備がオトナな代物に変換されていたことをこのタイミングで知りました。
取り敢えず転生?1日目は平和で終わったのでヨシ!
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