第3話『エピローグ』

数日後。

裏山の草むらには、冷蔵庫から逃げ延びた卵たちが集まっていた。

そこには新しい世代――自然にかえり、小さな命となった者たちの姿があった。


エッグ三郎の声が風に響く。

「新入りよ……お前の犠牲が、卵の未来を繋いだ」


こうして“卵の反乱”は、ひとつの伝説となった。


完。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

転生したら冷蔵庫の卵だった パンチでランチ @panchi_de_ranchi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る