第3話 読まれないと嘆く哀れなお前たちへ
読まれない?
そりゃ読まれないだろ。
導線がないんだから。
道がなくちゃ郵便の届けようがない。道がなけりゃお客さんはやってこない。
道のない山奥で一人、駄菓子屋をやっても誰も来るわけないだろ?
だから、自分で道を作るんだよ。
SNSの宣伝でもいいし、近況ノートでの宣伝でもいい。
いいからたくさん読まれる方法はないか!?
そりゃごもっともだ。
読まれたきゃ、読め。それが一番お客さんが気安い。
同じジャンルの作品ならよりお客さんが来やすいだろ?
カレーを食べたいと言っているのに、シュールストレミングを客に出すバカはいないだろ?
同じようなジャンルを読めば、そこから興味を持たれる可能性が高い。
お前だってカレーを食べたい、と思ったらどうせならよりおいしいところを探すだろ?
そういうことだ。
読め。
バカなら余計に読め。
読めば語彙力も増えるし、勉強にもなる。
ああ。このシチュエーションいいな、となる。
書きたい欲が湧いてくる。
これなら俺はこっちの選択をするのに! と。
お前ら、読めよ。
なれあい? そんなの冗談じゃない――甘ったれるな。なれ合い? そんなの弱者の発言だ。他人の価値観を認めようとしない狭い心だ。
気にせず読め。
文豪でも10万冊くらい読まなければ書けないと言ったとかなんとか。
カクヨムの作品ならタダで読み放題だ。気にするな。
ただ素人も多い。そこは暖かい目で見てやれ。
覚悟を持ったならできるだろう?
お前ら、頑張れよ。
何かあったらまた連絡するが、いったん完結とする。
お前ならやれるぜ。好きなものを書け。
カクヨムコンテスト11の必勝法 夕日ゆうや @PT03wing
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます