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概要
蒸気の夢が、母の祈りを越えて国を変える――恋と発明が駆け抜ける時代浪漫
江戸初期、村娘・お初は病弱な母を伊勢参りへ連れて行くため、蒸気の力で走る自動車「日和」を作り上げる。幼馴染で剣の達人・九兵衛と共に旅立つが、噂は広まり、越後屋や浪人、さらには薩摩藩までもがその技術を狙い、命を狙われる。囚われた薩摩で兵器開発を強要されるも、お初は母の遺言「人を助けるために作ったのだ」を胸に、設計図と兵器を炎で焼き尽くす。九兵衛と共に脱出し、江戸城に辿り着いたお初は将軍家光の前で「鉄の道=人と物をつなぐ平和の道」を訴える。
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