第12話
家族みんなでご飯を食べるとき必ずここだったのは、暗黙の決まりゴトだったっけなぁ…。懐かしい。
ちなみに、
● ← あたし
―――― ← 思い出のテーブル
●●●● ← 男子高校生4人組
只今の席順は、上に記した通りである。
…お解りいただけただろうか?
「面接か」
「へ?」
「あ、いや。この並び?」
「あ…ほんとだ」
可笑しな配置に我慢できずツッコめば、4人内のひとり、向かって右から2番目に座る小柄で可愛らしい男の子がふにゃりと笑う。
なにその天使ばりのはにかみ。
あ、ダメだ。あたし完璧女子力負けてる。
「まあ…とりあえず、自己紹介でもしよっか。やっぱ、こっちからかな?この場合?」
「「「「…是非。」」」」
「君たち、ハモるの上手すぎない?あたし音痴だから羨ましすぎるんだけど」
その他にも、無駄にこっちが落ち込む要素を兼揃えてそうな相手ちらほらいるっぽいけど、そこは必殺《気にしない》で《受け流す》ことにしよう。うん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます