第2話 こんなに忙しい?
先生「普通に1時間目からあるから頑張れ。」
ふざけんなよ、あの、他人事クソ教師。
リカ「こよち、また不服そうな顔してるよw」
コヨイ「笑うな。あいつ嫌い。」
リカ「ははっ、強。」
1時間目国語かよ。なんかめっちゃ眠いし..
あんな長話なんて聞いてられるか...
(チャイムがなった)
コヨイ「はっ!?寝てた?」
リカ「おはよう。」
コヨイ「まじか。1時間ぐっすり?」
リカ「もちろん。」
私学校で寝ることないのに、優等生だから(?)まぁ、国語嫌いだったし、いっか。
クラスメイト「ちっす!」
コヨイ「誰ですか?」
「後ろの席の宇田です!」
コヨイ「初めまして宇田君。」
宇田「はじめましてじゃない。名前覚えてる?」
コヨイ「いや?宇田って呼ぶ。」
宇田「仲良くしてよ。」
コヨイ「陽キャ嫌いなんで。それと、なんですか?」
リカ「こよちガツガツ言うな。」
宇田「香月寝てる間、ずっと耳ピクピクしてて、どうなってんのそれ?って思って。」
コヨイ「知らん。」
宇田「触っていい?」
コヨイ「お手柔らかに。」
うわー。この宇田とか言うやつ完全にめんどくさそー。やだー。関わりたくないー。
宇田「モフモフしてるね。」
コヨイ「生えたてなんで。」
クラスメイト達「え?宇田が触ってる!俺も!」「私も触りたい!」「触らせて!」
は?ふざけんな、この集団。そろそろ2時間目始まるんですが、自分の席もどってもらっていいですか?先生がここで入ってきた。担任の先生なら物分かり早いよね。止めてください!
先生「何やってんの?」
「耳お触り会。」
先生「ふーん。」
いや、ふざけんな!なんでそうなる!?
(2時間目)
よくわからん。理科は好きじゃない。
先生「今日は生物学でーす。」
モニターで動物についての紹介や、その特徴など体の構成の話をする。
リカ「おーい!こよちー!」
コヨイ「えっ!?」
リカ「すっごい動物ガン見するねw」
コヨイ「えっ?そうかな?」
リカ「うん。捕食対象ってことじゃない?」
コヨイ「たしかにお腹すいて…」
私そんな草食動物に興味ありそうでした?
そうしてるうちに授業が終わった。
休憩時間。
暇だ〜。
先生「あ、そういえばこの前月食あったんだって。見た?」
モニターに月食の写真を映す。
その画像を見た瞬間。
コヨイ「くぉーん。」
リカ「え?」
コヨイ「え?」
「香月が遠吠えした!」「やっぱ狼!?」「なんかかわいいな。」
コヨイ「ちょっ、無理!」
リカ「はは。」
コヨイ「先生、保健室行きます!」
先生「ほーい。」
保健室
保健室の先生「あ。香月さん。耳の話聞いてるよ。」
コヨイ「あのクソ教師広めやがったんすか?」
先生「クソ教師てw確かに鈴木先生は言ってたね。でも、鈴木先生は元から香月さんの話知ってたみたいだよ。」
コヨイ「まじかよ。」
めんどくさ。あの教師。鈴木って言うんだ。初めて知ったわ。
先生「結構いろんな人に注目されたから逃げてきたのか〜。別にいいけどね。」
コヨイ「はい。」
先生「お母さん連絡する?」
コヨイ「しました。」
先生「早いな。」
ドアの開く音。
宇田「香月!」リカ「失礼します!」
2人「人狼について聞きにきました!」
コヨイ「は?」
私、人狼でした。 天箱 @rakura_00
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