第4話 チート
翌日は城の中の部屋を割り当てられたので快適な朝を迎えられた。
やはり宿屋よりはふかふかの布団だったのだ。
朝起きてすることはくじを引くことから始めないと忘れてしまうからな。
『?ボックス』から一枚引くと今度はA賞『忍者』と書いてある。
ステータスを見るとジョブが忍者になっていて、これで俺も戦えるな!
ネットスーパーでダマスカス鋼のダガーを二振り買い、腰にセットすると強くなった気分だな。
「おっはよ」
「おはよう」
今日も今日とて、レベル上げだ。
「え?ジョブ?忍者?」
「はい、今日のくじででました」
「うわぁ、当たりじゃね?」
「だから俺も戦いますから」
「んじゃ一緒に前衛だな」
とコタロウが嬉しそうだ。
まずはゴブリンで肩慣らし。
「おりゃ」
「ヨイショ」
後ろに回って首を斬る。
「掛け声が合ってないよ?」
「あはは、たしかに」
と、笑いながらゴブリン狩りを続けます、と言うかこんなに多かったのか?
「コロニーができてるかもな」
「いきますか!」
と進んでいくとゴブリンが集落を作っていた。
「いくよ!『サイクロン』」
タクミが風魔法で蹴散らすと俺たちの出番だ。
「オラァ!」
「シッ!『火遁・豪火炎の術』」
慌てるゴブリンは兵士も混ざってどんどん倒されて行く。
「誰かいますか?」
「ぅ……」
「大丈夫ですか!エリナ!」
「はい!『キュアヒール』」
と繋がれた女の人を助けるとエリナが回復魔法をかける。
服はスウェットの上下を置いておく。
残りも駆逐して家からは女の人が2名と金貨や銅貨が出て来た。
集落を壊して燃やして終了だ。
「しかし、ゴブリンは醜悪ですね」
「だな、流石に男達は殺されてるしな」
「女は……慰み者ですね」
と3人で話していると、
「ハル、何か食べ物出して」
「はい、消化のいいものがいいですかね」
「そうね、だいぶ弱ってるから」
ウィダーインとドリンクを渡しておく。
今日はここまでにして王都に帰る。
スウェットを着た2人も馬車に乗り一緒だ。
少し錯乱状態だったのでエリナが眠らせて少し精神安定の魔法をかけている。
そりゃ、あんなのに捕まってたらそうなるか。
翌日はエリナが一緒に寝たらしく、一緒に起きて来た。
スウェットのままだったので替えのスウェットと下着をエリナに選んでもらい買う。
2人とも冒険者らしく、少しずつ話はできるようになっている。
2人とも美人さんで赤い髪のカレンと緑の髪のクオンと言うらしい。
できれば私達と一緒のパーティーに入りたいと言うので大剣士のカレンと弓師のクオンが仲間になった。
「さて。朝の用事でもすませますかね」
「ん?」
「何するの?」
「抽選です。私のスキルの」
「へぇ、見てていい?」
「はいどうぞ」
と言ってもくじを引くだけなんだが、
箱が出て来て一枚取ると消えてしまう。
今日はA賞『錬金術師』だったな。
「うっわ、なんでもできるじゃん」
「さて、何ができますかね?」
ポーションを作りたいと思うと材料が頭に浮かぶのでそれを使って錬金する。
「うぉ。ポーションだ」
「さすがチート!」
「あはは、そうですね。朝ごはんは何にします?」
聞くと朝から牛丼と応えるコタロウ。
他の4人も一緒でいいらしくネットスーパーで買って食べる。
「やっぱ、米だよな!」
「美味しい」
「でしょ?ハルが出してくれるの」
「ありがとう」
「いえいえ、どういたしまして」
と言って今日もレベル上げに行こうとするが、カレンとクオンも何かしとかないと気が済まないらしく武器屋に寄ってから森に入る。
クッションだらけの馬車から降りると早速ゴブリンが出てくる。
「オラァァ!」
「シッ!」
と俺たちが出る幕がないな。
ここら辺はもう大丈夫のようで次のオークの出る森に入る。
「クッ!」
やはりパワーが違うので1匹を2人で倒して行く。
なかなか難しいですね。
オークの肉は美味しいらしいので二足歩行の豚を倒して収納する。
食べる気は起きないなぁ。
だが、カレンとクオンが1匹を解体して行くとただの豚肉にしか見えないな。
俺が収納すると皆んながいいなぁと言うので、錬金術で何かないかと調べる。
「コタロウはバッグは?」
「持たない方が楽だろ?」
「エリナは?」
「学校のカバンじゃねぇ」
そうか。学生でしたね。
「ネットスーパーで好きな鞄を選んで下さい」
「え?いいの!やったー!」
さっき倒したカエルのモンスターの胃袋が使えるようなので、エリナが選んだ革のバッグをマジックバッグに錬金する。
マジックバッグ……異次元空間のようになっていて見た目よりも物が入る。
「すご!錬金術ってなんでもできるね!」
「あはは材料がないとできませんけどね」
「よし!んじゃカエル狩りだな!」
俺、カエルが、苦手なんだけどな。
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