ボツ!

「ああー!ボツ!」

紙をビリビリに破く。

クレヨンをぐー手で持って、昔描いたイラストをぐちゃぐちゃににした。

手の中でクレヨンがポキっと鳴った。

赤のクレヨンで真っ赤になった手を画用紙につける。

それを黒のクレヨンで塗りたくった。

どうして私以外の人の方が上手い?

絵画教室に通ってきたのに、

何十年も努力してきたのに。


ああそうか、才能がないんだ。

だったら許さない!

才能を持って生まれてきた奴を!

みんないなくなれ


消えてしまえ


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この話は、体育館の跳び箱の下にあった紙の内容です。

なお、最後の文章は文字化けのためわかっていません。

文字化けした文字のうち読めない文字、記号が多々あったため。

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