今夜も無き誰とする理科室清掃の果てを

　『清掃時、唸った先輩は話し方が何だか奇怪だった。出来て当然な、物の名を問う質問もするし。……どうしたんですか？』

　……という内容のリポグラム小説です。


　リポグラムとは『特定のルールに基づいて、使用する文字を制限して執筆する』という、物語を書く際の手法。
　この作品では、ひらがなを４６種として、常に２３種使用できない状態で書いています。

　この作品でのルール
１．ひらがなを「46音」として、そのうち23文字を任意で選択する。
　　その23文字のみを持ち字として文章を書く。

２．濁音・半濁音・拗音・促音は元の音と同じ扱いとする。
　　例：「ば・ぱ」→「は」と同じ。
　　例：「っ・づ」→「つ」と同じ

３．長音(音引)は前の音の母音とする。
　　例：「カレンダー」→「かれんだあ」
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