創作論論

　「創作論でバズろう！」

　反吐が出ます。創作論は各々が持っていてもいいし、備忘録がてら発表してもいい。ですが、それで評価を得よう、手柄にしよう。何様がどこから話しているのでしょうか。「創作論カテゴリで1位になりました」素晴らしいですね。それで、作品の出来と進捗はいかがでしょうか？

　大体、今このプラットフォームで出ている昨今の創作論は焼き直しが多すぎます。人の旗からちぎって持ってきた端材を切って貼っているから、文章としてちぐはぐなものも多いですし、結局のところ何が言いたいかよくわからないものも多いです。文章を書くことを趣味にしている、もしくは執着しているはずの人間が「何が言いたいかわからない」文章を書くって、どういった趣でそれをやられているんでしょうか。

　ああ「創作論で伸びなかった奴の戯言だ」と申される方もいるかもしれませんが、もう撤回しましたけど週間1位は取ってからお話していることを言い添えておきます。証拠が欲しい方はXにメッセージでも送ってくださいね。そのうえで、これから「誰かの言っていることをパクッて創作論でバズってやろう！」と思っている方々にいいことを教えます。

　創作論で伸びても読者は増えません。私の創作論から小説を読んでくれた方は、なんと1名です。1500PVを超え、☆が100を超えても、小説を読んだ人は一人しかいません。やる気がなくなりましたか？でも朗報がありますよ、「お友達」はもしかしたら増えるかも知れません。もしあなたが、他者とのコミュニケーションツールとして筆を執っているならそれはいい材料になるかもしれませんよ！チャンスです！そんな友愛の皮を被ったプラグマティストを、私は作家とは呼びたくありませんが。

　結局何が言いたいかって、すみませんって話なんですよね。勝手に一人で書いたものが一人歩きを始めてしまって、くだらない運動にまで発展してしまった。恥ずべきことです。なので私は一抜けします。やりたいなら勝手にどうぞ。いつか夢見た「面白いものを書こう。興味のない奴まで楽しませてやろう」を、あなたが忘れないといいですね。

　そんなもの、あったかどうかすら定かではありませんけど。

　私は毎日でも書きますよ。自信をもって面白いと言える小説を。是非興味がある方は、ユーザーページへ。