第2章耳

昨日の話を親友の黒木陸に

すると、こんな事を言われた。

黒木陸「えーと。桜木に、ムカついたから

壁まで追い詰めて桜木が唖然として

放心状態で帰っていったと。

それ、大丈夫⁇」

白木はやて「大丈夫って、何がだ?」

黒木陸「白木ってさ。

俺と同じ中学だっけ?」

白木はやて「いや違うな。」

黒木陸「ふーん、じゃあ知らないんだ。

知らないならないでいいよ。

面白そうだし。」

桜木にムカついたから、

懲らしめたという

話だったというのに

何故、面白そうといったのか。

分からなかった。

そんな話をした日の放課後、

桜木が、俺に抱きついてきた。

ウザかったので、離れたが

何度離れても抱きついてくる。

面倒だったので、耳を触ってやった。

桜木は唖然として、

ほんの少し顔を赤らめた。

嫌な予感がしたので、

気のせいということにした。

その日、桜木は校門前まで離れなかった。

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