概要
自販機のつり銭に、まだ造られていない年号の百円玉が、決まって一枚だけま
峰岸は、自販機に飲みものを詰めてまわる、二十六歳の補充員だ。ある団地の一台だけ、つり銭に来年より先の年号の百円玉が、決まって一枚だけまじっている。峰岸はそのコインを集め、この台がその年まで残ることを確かめ、やめるつもりだった仕事を、一週ずつ先へのばしていく。
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