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概要
町内会の回覧板に死亡予定。届けに来た死神は、まさかの新人でした。
三十二歳の会社員・高橋悠真のもとへ、隣人の佐藤さんがいつもの回覧板を持ってきた。
公園清掃のお知らせ。資源ごみ収集日の変更。防災訓練。犬のふんへの注意。回覧板は速やかに回しましょう――。
いつもの町内会のお知らせに混じっていたのは、一枚だけ妙に新しい白い紙だった。
《本日の死亡予定》
《高橋悠真》
しかも右下には、朱色の《死神局 第一地区担当》の印。
悪趣味ないたずらだと思っていると、インターホンが鳴る。
玄関に立っていたのは、全身黒ずくめの若い女性だった。
「死神局第一地区、見習い職員、三上しおりです」
死神――なのだが、どうにも頼りない。
本当は資料管理課志望。研修で習った規則には忠実。秘密にしなければならないことをうっかり口にしては「忘れてください」と頭を下げ、失敗すれば始末書を恐れ
公園清掃のお知らせ。資源ごみ収集日の変更。防災訓練。犬のふんへの注意。回覧板は速やかに回しましょう――。
いつもの町内会のお知らせに混じっていたのは、一枚だけ妙に新しい白い紙だった。
《本日の死亡予定》
《高橋悠真》
しかも右下には、朱色の《死神局 第一地区担当》の印。
悪趣味ないたずらだと思っていると、インターホンが鳴る。
玄関に立っていたのは、全身黒ずくめの若い女性だった。
「死神局第一地区、見習い職員、三上しおりです」
死神――なのだが、どうにも頼りない。
本当は資料管理課志望。研修で習った規則には忠実。秘密にしなければならないことをうっかり口にしては「忘れてください」と頭を下げ、失敗すれば始末書を恐れ
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