概要
20時のタイムカードを予感する濡れたキャベツの傷ごと喰らう
第2回カクヨム短歌賞
10首連作部門応募作品。
10首連作部門応募作品。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ありふれているけれど、かけがえのない日常
仕事終わりの20時から翌朝までの、
ありふれているけれど、かけがえのない日常が、
抑制の利いた筆致で描かれています。
キャベツ、豆苗、トマト、味噌うーメン、
身近な素材を丁寧に詠んでいて、
親しみを覚える作品です。
5首目。
半額のシールに群れる手が触れて透ける静脈割引ですか
半額シールの歌はたくさんありますが、
そこに群れる手の中に、
透ける静脈を発見した歌は初めて見ました。
生活の淡い切なさが胸を打ちます。
タイトルの「抜け殻を拾う」に、
日頃の疲労感や虚無感が漂うものの、
それでも最後の歌では、
ロッカーに名札をつけて出勤する今朝が詠まれていて、
日々を生きていく気配が立ちの…続きを読む