拝読させていただきました。超能力がインフラ化した世界観を、肉の物価高や肉体労働の疲れといった泥臭い生活感とロジックで見事に落とし込んでいます。スケールの大きなSF設定を持ち出しながらも、結局は新婚夫婦の他愛ない痴話喧嘩や夜の営みに着地する抜け感がなんとも人間臭くて愛おしいです。軽快なセリフ回しの裏に緻密な設定のリアリティが光っており、短い尺の中にクスッと笑える仕掛けがぎゅっと詰まっていました。言葉のテンポと独特のユーモアに引き込まれ、読後には確かな幸福感とニヤニヤが残る素晴らしい掌編です。今後の展開も楽しみです。
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