概要
恋が始まってるらしい。私以外は知っている。
授業も、校則も、周りの空気も。
青春なんてクソくらえ。
そう言って高校を辞めた華月は、十六歳で一人暮らしを始めた。
自由になった。
好きな時間に起きて、コンビニで働いて、親友とくだらないことで笑う。
洗濯は溜まるし、掃除はめんどい。料理をすれば、たまに見たことのない何かが完成する。
まあ、それでも悪くない。
高校を辞めたことに、後悔はなかった。
そんな華月の前に現れたのが、ひとりの男子高校生——天内千尋。
顔がよくて、モテる。
そしてどうやら、華月に一目惚れしたらしい。
周りは、わりとすぐに気づいた。
当の本人だけが、まるで気づいていない。
空いてるレジあるのに、なんでこっち並ぶん?
髪型変えたくらいで、なんで気づくん?
昨日の晩ご飯すら覚えてへんよ、私。
……何こ
青春なんてクソくらえ。
そう言って高校を辞めた華月は、十六歳で一人暮らしを始めた。
自由になった。
好きな時間に起きて、コンビニで働いて、親友とくだらないことで笑う。
洗濯は溜まるし、掃除はめんどい。料理をすれば、たまに見たことのない何かが完成する。
まあ、それでも悪くない。
高校を辞めたことに、後悔はなかった。
そんな華月の前に現れたのが、ひとりの男子高校生——天内千尋。
顔がよくて、モテる。
そしてどうやら、華月に一目惚れしたらしい。
周りは、わりとすぐに気づいた。
当の本人だけが、まるで気づいていない。
空いてるレジあるのに、なんでこっち並ぶん?
髪型変えたくらいで、なんで気づくん?
昨日の晩ご飯すら覚えてへんよ、私。
……何こ