第19話 オーク村襲撃準備
次の日の朝
天気は良いのだが、風が強くて冷たい。
俺は装備が良いので問題無いが、当商会の戦闘チームは装備が防寒仕様になっていないので寒そうだ。
ナーニャとプールは暑さ寒さに強いのでケロッとしているがマントぐらいは着けて欲しい。
モニカとセリナも動きやすさ重視で露出が多い、俺の目は嬉しいが、この寒さでは風邪をひきそうだ。
エリスはローブ姿で露出は少ないが中はパンイチなのできっと寒いだろう。
オーク村を焼き払ってやろうと思っていたが、とりあえず武器屋に行って色々と買ってから出かける事にした。
まずは鎧下の厚手の服だ、ナーニャとプールは
「動きにくくなるし、寒く無いからいらない」
と、言って拒否猫、拒否犬になってた。
モニカとセリナは素直に選んでいた。
やはりこのところ寒かったのだろう。
エリスは気に入ったものが無いので、後で服屋で選ぶ事にした。
モニカもセリナも無難な厚手の長袖長ズボンにした様だ。
(暖かくなったらまた食い込むホットパンツに戻してね)
全員に防寒用に帽子を買ってやろうと思ったが、やはりナーニャとプールは
「耳が隠れると音が聞きにくいからいらない」
と、拒否られてしまった。
3人は素直に選んでいた。
グローブも買ってやった。
ナーニャ、プール、モニカ、エリスは暖かそうなミトンのグローブ。
セリナは指が使える様にちょっと良い手袋を買った。
防具も全体的に見直そうと思ったら、ナーニャとプールは
「今のままでいい」
と言われて話しが終わってしまった。
モニカは金属鎧のちょっと高級な動きやすいものに
セリナは革鎧のだいぶ良いものに
エリスはローブを付与付きの良いものに変えた、ついでに杖を良い指輪に変えた。
モニカの剣はそこそこ良い物だったが、最近傷んで来たので、剣のバランスが今のに近くて、結構良いものに更新した。
(盗賊が使っていたやつだしもういいだろう)
セリナの短剣は安物だったので、新品の良い物に更新した。
エリスにはナイフを買った。
ナーニャとプールの剣は研ぎに出した。
かなり良い物だが全く手入れされていなかったらしい、武器屋の親父に怒られてしまったよ。
(悪いのは盗賊なのに!)
それから俺を除く全員分のマントを買った、もちろんフード付きだ。
支払いを済ませて金額が大きいので履行済みの購入契約書をもらった。
(一回で金貨30枚分買う客はそんなにいないだろう)
そのまま服屋に行ってエリスのローブの下に着る暖かくて少しおしゃれな服を買った。
ナーニャとプールの剣を研ぎに出してしまったので、皆んなで商会に戻って稽古をする事にした。
馬車の駐車場の空いている所で素振りしていたら。
レギンレイヴがやって来て混ぜて欲しそうにしているので、セリナの剣を貸して剣の振り方を皆んなで寄って集って教えてあげた。
感覚が近いのか俺らには分かりにくいナーニャとプールの解説が刺さった様だ。
「妾も、もっとレベルを上げて早く成長したいのじゃ。」
と、言って。
自分も討伐に連れて行けと、駄々をこね始めた。
森で一人で魔物を食って生活していたのでそこそこレベルは高いが、スキルが何も無いドラゴンには生えて来ないのだろうか?
俺達が瀕死の状態で保護する前は長いこと一人で森で暮らしていたのである。
今の領主が森をほったらかしにしておいたので魔物が増え過ぎて食物連鎖の最上位の彼女まで襲われる様になったのだ。
なので、連れて行っても取り囲まれない限りは好物のオークキングを食う事ができるだろう。
幼女の姿を見ていると連れていけないが、彼女はホワイトドラゴンなのだ。
と、言う事でレギンレイヴを連れて服屋に行った。
寒いので防寒着一式を買いに行った。
下着にまで拘って子供用の可愛い服を皆んなで選んであげた。
全く森に魔物をぶっ殺しに行く格好では無いが、森に入ったら脱ぐのでまあいいか。
可愛いのでそのまま服屋で着替えて、手を繋いで商会に戻った。
モコモコに可愛いくなっている姿を見て屋台の準備をしていたミリアとナディが寄ってきて
「かわいい、かわいい」
言いながら撫で回している。
レギンレイヴも嬉しそうだ。
今日は稽古だけして討伐は明日にする事にした。
俺はレギンレイヴを愛でて過ごす事に・・
しないで一緒に魔法の鍛錬をする事にした。
ほとんど使っていない応接室でソファーに座って、レギンを膝に乗せて魔力を感じる稽古をした。
だらーんと脱力してもらって、丹田のあたりに手を当てて軽く魔法を流してみる。
(別にエッチな悪戯してる訳じゃないよ)
とりあえず魔力の暖かさを感じさせるレギンに変化を聞いたら
「何か暖かい物が入ってきた」
と、言っていたので
「今のが魔力だよ、レギンの中にもあるから今の場所に意識を集中してみて。」
「うーん、うーん」
言いながら一生懸命に集中して頑張っているので
「もっと力を抜いて最初のだらーんとした状態でやってみて。」
と、言ったら
膝の上でだらける幼女
(うーん、何かイケナイ事をしている気分だ。)
しばらくしたら・・
スースー寝息を立てて寝てしまった。
(うーむ、まだ鍛錬するには早かった様だ、ドラゴンブレスって魔法じゃ無いかと思って鍛錬させてみたのだが。)
まあ、始めからレギンを愛でるのが目的だったから良いか。
一緒に居眠りしていたら、マリアが
「昼ごはんだよ」
と呼びに来た。
食後にまた応接室に戻って、再度同じ姿勢でダラける。
今度は少し魔力を動かしてみる事にした。
幼女の腹を撫で回す変態、にしか見え無い。
(いやいや、俺はイエスタッチノーロリータだから)
しばらく魔力を流して動かしていたら、何か閃きがあった様で魔力感知と魔力操作のスキルが生えていた。
幼女とただ戯れていた訳では無いのだ。
自分の魔力を無事に感じる事が出来て、魔力を動かせる様になったのでイシリス様直伝の方法を教えてあげた。
(一人では絶対やらないと思うが、一緒に寝に来た時にでもやらせよう。)
その後も魔法が生え無いかと思って鍛錬したが、そんなに上手くは行かなかった。
晩御飯を食べて、風呂に入ってから部屋で魔法の鍛錬をしていると、ドアがノックされた。
今晩の担当は誰かな?
夜は更けていった。
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