概要
黒幕系女子が打ちのめされる姿ってイイ。でも負けてほしくないんですよね
町外れの倉庫の戸を開けたら、そこは俺の博物館だった。
天井まで届く棚に、四百二十三冊のノート。俺がなくしたはずの物。そして、二百枚を超える念書。
『鵺森統には、今後近づきません』
俺の平穏は、腐れ縁の女、蔭裏纏(かげうらまとい)が十年かけて手作りしていた。
「いらない。......全部いらない。気持ち悪い」
そう切り捨てた俺に、あいつは笑って言った。
「あはは。全然いいよ? 趣味だし?」
――声、震えてんぞ。
こうして黒幕は無様に負けた。俺は最低の形で、こいつに落とし前をつけた。
......つけた、つもりだった。
天井まで届く棚に、四百二十三冊のノート。俺がなくしたはずの物。そして、二百枚を超える念書。
『鵺森統には、今後近づきません』
俺の平穏は、腐れ縁の女、蔭裏纏(かげうらまとい)が十年かけて手作りしていた。
「いらない。......全部いらない。気持ち悪い」
そう切り捨てた俺に、あいつは笑って言った。
「あはは。全然いいよ? 趣味だし?」
――声、震えてんぞ。
こうして黒幕は無様に負けた。俺は最低の形で、こいつに落とし前をつけた。
......つけた、つもりだった。
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