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概要
北山くんには、本当の私を見てほしいの
北山晴臣は高校一年生ながら身長が百九十センチあり、顔もそこそこ良く、しかしながら超がつくほどに気弱な男であった。見た目とは裏腹に全くと言っていいほどスポーツはできず、緊張で言葉もスラスラと話せない……周囲から抱かれる理想を体現することができず、幻滅され、孤立する──そんな日々を過ごしていた。
ゴールデンウィーク前日、北山はゴールデンウィークの課題を教室に全て置きっぱなしにしていることに気づき、慌てて家から学校へと逆戻り。
陽キャが教室に残っていませんように……弱気な思いを胸に、まだ明かりのついていた教室を覗いてみると──そこにいたのは、黒髪ロングの絵に描いたようなクール系優等生、南雲美月の姿が。
一人教室に残り静かに本を読んでいた南雲は、北山の存在に気づくことなく、本を閉じ、スッと立ち上がり──
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