概要
テーブルに バウムクーヘン 金の皿 あれはいつの日 幼きふたり
金の皿に載ったバウムクーヘン、セイロンティーに浮かぶ角砂糖、そして優しく微笑む「君」と「ママ」。
あたたかく甘い香りに包まれた静かな三時のおやつ。そこは、誰も悲しむことのない優しい世界。
——けれど、声は出ず、手も動かない。
ふと気づけば、それはもう戻らない過去の夢だった。
失われた面影と混ざり合う時間の中で、胸に残る温もりを抱きしめ、再び「今日」へと歩き出す——。
失われた愛おしい日々……。
10編の短歌連作。
あたたかく甘い香りに包まれた静かな三時のおやつ。そこは、誰も悲しむことのない優しい世界。
——けれど、声は出ず、手も動かない。
ふと気づけば、それはもう戻らない過去の夢だった。
失われた面影と混ざり合う時間の中で、胸に残る温もりを抱きしめ、再び「今日」へと歩き出す——。
失われた愛おしい日々……。
10編の短歌連作。