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『右手』

『右手』

聖護院大根@練馬ダンジョン研究会

おすすめレビュー

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★★★
★24
8人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 小野塚 
    2160件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    怪異の、本質。何処か懐かしい『怪談』。

    昭和の風景が残る田園地帯。
    幼い頃の思い出が、俄に不穏なモノへと
    転じる。その淡々とした変貌が実に自然で
    思わずその時代にいる様な臨場感を齎す。
     母屋の納戸には 何か が居て、扉を叩くと
    返事が返って来る事があるという。
    好奇心から試しに、叩いてみると…。

     秀逸なのは、余りにも生々しい怪異に
    物理で対抗を試みる辺り。

    そして怪異の方も対策を考えて ───

    いつしか地域の怪談となり、長い間の
    語り草となる。しかも、回り回って
    全く予期しない方向から 怪異 の消息を
    知る。

       只、静かに淡々と流れてゆく


    これは怪談ではあるものの、事実なのだ。
    怪異とは、まさにこういうものを言う。



    • 2026年8月2日 10:51