概要
ここが異世界転生の極北――それでも、この罪(あい)は美しかった
「魂にも、味がある」――そんなことを知るのは私だけ。
現代日本の女子高生・茜ヶ原瑛子は、事故で命を落とし《死神》に転生した。異世界にあって、生き延びるために魂を喰らい、死を操る存在――。そんな呪いのただ中で悪辣に生きても、心は空っぽなままだった。
そんな彼女が出会ったのは、名も持たない奴隷の少女。エーコは彼女に「モモ」と名を与え、抱きしめるようにそばに置いた。
死神と奴隷。凄惨な日常のなかで、二人の関係は変わっていく――愛玩から友情、そして共犯へ。
やがて訪れる最期に、彼女たちは何を得るのか。
世界に許されなくても、ふたりは確かにアイを知った。
――これでもあなたは、異世界転生したいと思いますか?
「ねぇモモ、あなたの故郷では『あいしてる』って何ていうの?」
「『愛して
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