概要
坊っちゃん「私が神だ」俺「国が滅びるので、世界征服はやめてください」
異世界へ飛ばされ、売られ、騙され、なんとか生き残った俺は、とある小国の王子様の教育係になった。
だがその王子は開口一番、「私が神だ」と、そう言った。
世界征服を夢見る王子様。そんなことをしたら、国が滅びるに決まっている。
自分に先生の資格があると思っちゃいないが、俺の将来の安寧のため、現実を見られるまともな人間に育てようと決意する。
しかし王様が呼んできた軍人による特訓に王子と一緒に巻き込まれ、魔法の習得を目指して地獄を見る。
指パッチンで爆発を起こす王子様。ガリガリとひたすら氷を削る俺。
そんな折、王様が遠征から帰ってきてこう言った。
「さあ、これからが決戦だ」
お願い、世界征服はやめてください。
これは後に、大王の教育係として名を馳せた、不本意にも学問の祖などと呼ばれた男の物語である。