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概要
逆順に届く三通が、楽園の終わりを語りだす。
辺境の回収ブイ〈トバリ〉が、古い通信カプセル三基を捕捉する。テレメトリは失われ、前後関係は確定できない。ブイは信号の強い順に復号し、そのまま順送した——だから読む者は、二人の時間を逆から受け取ることになる。隔離コロニーの揺籃第九ポッドに残された二個体、ミズキとシオ。〈ソナー〉播種計画の最初の種として目覚めた二人は、完璧な楽園で育つが、親局はある日途絶え、後続の入植船は永遠に来ない。やがて体が育つと、二人の芯には見知らぬ引力が生まれる。だが規範コードはただ一つの掟を刻んでいた——近すぎる二個体は、結び合ってはならぬ。壊れない楽園は、健やかであることそのものを責め苦に変え、光速の壁は救難の声を無効にする。まだ清らかでいられるうちに終わらせてほしいと、年嵩のミズキは答えぬ管制へ願う。そして最後に読
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