概要
不動産屋って、そんなに儲かるのか。答えは、この物語の中にある。
二〇〇八年、リーマンショック。同じ日にクビになった、大学のゼミ仲間の男女がいた。勤め先が倒産した営業マンの誠一と、リストラされた事務員の久美。手元にあるのは、二人で出し合った八百万円と、誠一が腐らずに取っておいた宅建の資格、ひとつだけ。
「この機会に、起業してみたら?」――久美の何気ない一言から、二人は大阪・京橋の街で、小さな不動産屋「新誠不動産」を始める。日本中が不景気に沈んでいた、まさにその時期に。
だが、商売は甘くない。客寄せに打った「仲介手数料ゼロ円」は、二人の首を絞める罠だった。毎月きっちり入る管理料に飛びつけば、真夜中の水漏れで叩き起こされる。売買仲介に挑めば、この道三十年の古狸に、査定でコテンパンにやられる。
失敗のたびに、二人は学んでいく。店舗仲介という鉱
「この機会に、起業してみたら?」――久美の何気ない一言から、二人は大阪・京橋の街で、小さな不動産屋「新誠不動産」を始める。日本中が不景気に沈んでいた、まさにその時期に。
だが、商売は甘くない。客寄せに打った「仲介手数料ゼロ円」は、二人の首を絞める罠だった。毎月きっちり入る管理料に飛びつけば、真夜中の水漏れで叩き起こされる。売買仲介に挑めば、この道三十年の古狸に、査定でコテンパンにやられる。
失敗のたびに、二人は学んでいく。店舗仲介という鉱
ゼロから不動産屋を始めた二人の物語です。読んでくださり、応援していただけたら嬉しいです。
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