番外編:これを読めば今からでも楽しめる&もっと楽しめる解説
【はじめに】
今回は、『パンドランディング』の
第1話から第15話までの内容を振り返ります。
「これから読み始めたいけれど、あらすじや設定をサクッと知りたい!」
「これまでの熱い展開や緻密な設定をもう一度おさらいして、さらに作品を深く楽しみたい!」
……と、なるように、
物語のダイジェスト、独特な世界観、
魅力的なキャラクター、そして作中に散りばめられた今後の謎を分かりやすく整理しました。
第16話以降のネタバレはほぼありませんので、未読の方も既読の方も、安心して最後までご照覧ください。
【パンドランディング』の独特な世界観】
本作の舞台は、私たちが住む世界とは全く異なる、国家の厳格な制度と「
◻︎
生まれながらに「禍動(大昔は魔法と呼ばれていた力)」の才能を持つ人々がいます。
この能力は遺伝せず、能力を持たない一般の親から突如生まれるケースがほとんどです。
禍動は、脳内「イメージ」の解像度によって、
その威力や精度、質量が大きく左右されます。
◻︎義務づけられた過酷な運命
禍動の才能があると判明した子供は、
生まれた瞬間に親元から例外なく強制的に引き離され、「
そして学校を卒業した後は、生涯「ギルド」に強制加入させられ、死ぬまで闘いに身を投じる義務を負います。
◻︎禍動の基礎的な3つのアプローチ
作中の禍動には、大きく分けて3つの基本技術が存在し、これらを扱えることが実戦の最低条件となります。
1.
2.
3.
【これまでの軌跡】
第1話〜第15話までのストーリーダイジェスト
物語は、平和に見えた学校の日常が、国家からの「最悪の命令」によって一瞬で崩壊するところから動き出します。
✔︎衝撃の勅命と学校からの脱出(第1話〜第3話)
主人公のゼンは、禍学専門学校3年3組の担任教師です。ある日の夕方、彼は校長から、王家の紋章が押された国からの
そこに書かれていたのは
「お前のクラスの生徒であるフィーナを今夜中に殺せ」
という、あまりにも理不尽で非情な命令でした。
ゼンは激しい葛藤の末、教師としての「生徒への無償の愛」を選び、フィーナを連れて深夜の学校から逃亡することを決意します。
✔︎死闘と校長の自死(第4話〜第6話)
逃亡を図る二人の前に、他人の思考を覗き見る能力を持つ校長と、国軍の最高峰である王家騎士団のグランドクラス「ケイミュー」が立ち塞がります。
ゼンは自身の思考をあえて「偽装」するという離れ
敗北を悟り、任務失敗の代償を恐れた校長は毒による自死を遂げました。
✔︎フィーナの能力開花(第7〜第9話)
ゼンはケイミューの猛攻によって吐血するほどの重傷を負うも、フィーナを背負って都市の管轄を抜け、国境を越えて隣国へと逃げ延びました。
逃亡の旅の途中、二人は川のほとりで未知のカエル型魔獣の大群に襲われます。
ゼンは圧倒的な実力で魔獣を一掃しますが、
魔獣の有害な血を傷口から浴びてしまい、
解毒のイメージができず死を覚悟するゼン。
そんな彼を救ったのは、クラスの落ちこぼれと言われていたフィーナでした。
「先生を助けたい」という強い願いから放たれた彼女の禍動は、ゼンの毒や傷、疲労を一瞬で完全に消し去る規格外の「回禍(回復能力)」でした。
彼女は決して劣等生などではなく、
誰にも真似できない唯一無二の優しい特性を秘めていたのです。
✔︎国家雷鳴と前代未聞の賞金首(第10〜第12話)
一方その頃、中央都市の王宮内務局では、
新任の優秀な高級官僚ロータスの提案により、
二人の逃亡拡大を阻止するための恐るべき国家戦略が始動していました。
行政トップのルミシスが御前会議で承認させたその作戦は、巨額の予算のもと懸賞金を二人の首にかけ、世界中のギルドに狩らせるというものでした。
これにより、二人は事実上、全世界を敵に回すことになります。
✔︎大男ヴェトンとの邂逅(第13話〜第15話)
二人は食材の宝庫と呼ばれる中規模都市「エリーナ」に到着します。
そこでスラムの路地裏で通行料を要求する大男ヴェトンと衝突。
ヴェトンは禍動士ではありませんでしたが、
ゼンの張った纒禍のバリアを、
拳で簡単に粉砕する異常な怪力とスピードを持っていました。
その後、二人が滞在するホテルの部屋にヴェトンがゼンの愛刀を奪いに乱入してきますが、
珍事(?)をきっかけに、仲間に加わることに!
そして、これから3人の旅が始まります。
【主要登場人物紹介(15話時点)】
ゼン
禍学専門学校の若き教師。
学生時代は「神童」「至宝」と呼ばれた天才禍動士で、アドヴァン王ゆかりの銘刀「シュヴァイツアー」を操ります。
普段はポーカーフェイスで冷淡に見えますが、生徒を命がけで守る熱い信念を持っています。
料理と芸術のセンスが壊滅的にない。
フィーナ
ゼンのクラスの女子生徒。
お調子者で勉強や運動は苦手ですが、
他者を思いやる純粋な心の持ち主です。
禍動は時にしか発動しない。
なぜか世界から命を狙われ、
現在は担任のゼンと逃亡中。
極限状態になると優しい性格から一変する。
ヴェトン
エリーナの街で仲間になった大男。
非能力者でありながら、グランドクラスの戦士をも凌駕する圧倒的な肉体強化並みの格闘センスを誇ります。
字が読めないためゼンから教わることに。
不器用ですが、根は非常に純粋?単純?
ルミシス&ロータス
王宮サイドの主人公たち。
皇帝直下の国を束ねる内務局でゼンたちの追跡を指揮する二人。
有能な新官ロータスと、その上司ルミシスによる国家予算級の予算採択により、世界中のギルドを使ってゼンたちを追い詰める。
しかし思いもよらず物語の核心に近づいてしまう。
【パンドランディングの謎】
これまで散りばめられた「3つの謎と見どころ」
1. なぜ皇帝はフィーナの抹殺を命じたのか?
第1話で兵士や官僚たちが口にしていた「心臓の悪魔」という不穏な言葉。
一見、普通の落ちこぼれ女子高生にしか見えないフィーナが、なぜ全世界の頂点である皇帝ネオマから名指しで「今夜中に殺せ」という勅命を下されたのか?
その理由こそが物語の核心となる最大の謎です!
2. 前代未聞の懸賞金に群がるギルドたちの追撃
ロータスたちの作戦により、3日後には世界中に二人の手配書が回ることになります。
これからどんな強力なプロのギルドや隠れた実力者たちが3人の前に立ち塞がるのか?
目が離せない緊張感あるバトルが予想されます!
3. 「もう一人の天才」シルキーとの再会はいつ?
ゼンが学生時代、同級生たちが張り合うことすらできなかったという天才「シルキー」。
ゼンと並ぶトップクラスの能力を持つかつてのライバルが、今後どのように物語に絡んでくるのか?ぜひ楽しみにして頂ければと思います!
【最後に】
教師と生徒の決死の逃亡劇から始まった『パンドランディング』は、今後更に緻密に計算された禍動のバトル、国家規模でうごめく重厚な政治劇を繰り広げる……はずです!
そして何より、不器用ながらも真っ直ぐな強い絆で結ばれていくゼンたちの掛け合いを、
最高の魅力として描いていこうと思っています。
まだ読んでいない方はぜひ第1話から、
すでに読まれている方はこれからも壮大な冒険の旅を一緒にお付き合い頂けると幸いです。
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