概要
剥がれ落ちた笑顔の仮面はもういらない。
魔物が自然発生する現代日本。魔物討伐の二大名家の1つ、「杠(ゆずりは)家」に生まれながら、魔力を持たない落ちこぼれとして冷遇されていた杠 薫(ゆずりは かおる)。彼は「親に愛されたい」という一心で、毎朝鏡の前で『明るいお調子者の笑顔と声』を作り、自分を偽って学園に通っていた。しかしある日、両親の負の感情から生まれた魔物の襲撃を受け、薫は同級生・皇 悠人(すめらぎ ゆうと)の友人である結衣(ゆい)を庇って呪いを受け、気絶する。目覚めた時、薫の身体は両親の望んだ「女の子」へと強制的にTS(性転換)させられ、魔力は完全に消失していた。「化け物」として実家から冷酷に戸籍を抹消され、絶望の底で完全に心を失い無表情になった薫。だが、神童と呼ばれる悠人と、罪悪感を抱える結衣は、薫を泥沼から強引に救い出す。
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