概要
空っぽの青年と、三択の少女。 シェアワールド「神格鑑定局」参加作
ある晴れた日、山の上の寂れた遊園地「転輪園」が、空へ浮かんだ。麓の街は紫の霧に沈み、人々は動かなくなり、国家機関・神格鑑定局は封鎖線を張ったまま一歩も中へ入れない——観測不能の大規模神格事件の、始まりだった。
園に取り残されたのは、「空っぽ」を抱えて生きてきた青年ロータ。彼を選んだ古い籠手と、濁った珠「澪珠」、頭に響く「王の声」に導かれ、回りはじめた城の中で異能に目覚める。いっぽう霧の街では、何でも三択で即決する少女まひるが、口の悪い相棒ククとともに生き残っていた。
二人が出会うとき、城は「多島海」へ漕ぎ出す。賭博の島、白い病院の島、凍った谷——島々に眠るのは、神々の残滓。倒しても、終わらない。見極めて、量って、あるべき場所へ還すことでしか、先へは進めない。
やがて海の果て、すべての淀みの源
園に取り残されたのは、「空っぽ」を抱えて生きてきた青年ロータ。彼を選んだ古い籠手と、濁った珠「澪珠」、頭に響く「王の声」に導かれ、回りはじめた城の中で異能に目覚める。いっぽう霧の街では、何でも三択で即決する少女まひるが、口の悪い相棒ククとともに生き残っていた。
二人が出会うとき、城は「多島海」へ漕ぎ出す。賭博の島、白い病院の島、凍った谷——島々に眠るのは、神々の残滓。倒しても、終わらない。見極めて、量って、あるべき場所へ還すことでしか、先へは進めない。
やがて海の果て、すべての淀みの源
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