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概要
豪華絢爛 × 公開断罪 × 異国巡歴。痛快ロマネスク、開幕
婚約者は、世界を裁いて回ると言い出した。
ロウ・タハライトは、法と数字だけを信じる若き論客である。そして、世界最大級の財閥ヴァルハイト公爵家の令嬢ミト――何でも見抜く「目利き」の持ち主にして、彼の婚約者――の世界漫遊に、とことん付き合わされる男でもある。
『世界の上流社会とやらが、わたくしたちに値するか、見極めてまいりますわ』。令嬢のその一言で、二人は各国を巡る旅に出た。待っていたのは、絢爛な宮殿に着飾りながら、中身の空疎な王侯貴族たち。令嬢が最上級の気品で誇りを砕き、論客が最上級の論理で逃げ道を塞ぐ。そして、彼女が下した鮮やかな断罪を、後から一枚の動かぬ書面に変えていくのが、いつもロウの仕事だった。
だが旅の果てに二人を待っていたのは、剣も毒も使わず、その名すら根こそぎ奪う、本国の「紙の刃
ロウ・タハライトは、法と数字だけを信じる若き論客である。そして、世界最大級の財閥ヴァルハイト公爵家の令嬢ミト――何でも見抜く「目利き」の持ち主にして、彼の婚約者――の世界漫遊に、とことん付き合わされる男でもある。
『世界の上流社会とやらが、わたくしたちに値するか、見極めてまいりますわ』。令嬢のその一言で、二人は各国を巡る旅に出た。待っていたのは、絢爛な宮殿に着飾りながら、中身の空疎な王侯貴族たち。令嬢が最上級の気品で誇りを砕き、論客が最上級の論理で逃げ道を塞ぐ。そして、彼女が下した鮮やかな断罪を、後から一枚の動かぬ書面に変えていくのが、いつもロウの仕事だった。
だが旅の果てに二人を待っていたのは、剣も毒も使わず、その名すら根こそぎ奪う、本国の「紙の刃
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