第二十五話 大地の咆哮

YOROI〜ヨロイ〜


第二十五話 大地の咆哮


⸻


谷地田工業――


YOROI戦士となった琉火、有水、風美香の三人は、

凛子率いるシュラ軍と激しくぶつかり合っていた。


火花が散り、

鋼が鳴り響く。


だが――


依然として、

凛子の異常機動を捉え切れない三人は苦戦を強いられていた。


琉火

「くっ……」


風美香

「わからない……」


有水

「一体……何?」


三人の攻撃を掻い潜りながら、

凛子は余裕の笑みを浮かべる。


凛子

「まだまだですね……さあ、これ以上は時間の無駄ですわね」


その瞳が、

冷たく細められる。


凛子

「……あなた達とも終わりに致しましょうか……」


彩華

「‼️ 何だと!?」


凛子

「まどろっこしいのは好きではないので……ここは後でゆっくり再構築でもさせて頂きますわ……お前達!!」


凛子が妖兵達へ目配せすると――


妖兵達は、

工場の至る所へ爆薬を仕掛け始める。


谷地田工業。


そこは、

彩華と父親が守り続けてきた場所。


その光景を前に、

彩華の表情が大きく揺らぎ始めていた――。


⸻



小規模ながら、

爆発が起こり始める。


工場そのものが、

まるで悲鳴を上げるかのように軋み始めた。


凛子

「ウフフ……YOROI戦士の皆さん、短い付き合いでしたね。さようなら。」


そう言い残し、

凛子は妖兵達と共に姿を消す。


そして――


少しずつ崩れていく工場。


呆然と立ち尽くす彩華。


その脳裏には、

幼き日の記憶が駆け巡っていた。


父に怒鳴られた日。


喧嘩した日。


汗だくになりながら、

二人で働いた日々。


その全てが詰まった場所が、

今、崩れていく。


⸻


覚醒


風美香

「やばい!アタシ達も脱出しないと!」


有水

「出口は――」


琉火

「あの子は!?」


琉火が彩華へ目を向けたその瞬間――


崩れた柱が、

彩華へ向かって倒れ込む。


琉火

「危ない!」


琉火が駆け出した――その時。


彩華

「うわーーーー!!」


何かが弾けたように、

彩華の叫びが響き渡る。


そして――


彩華の胸が、

淡く光り始めた。


同時に、

琉火、有水、風美香のYOROIも共鳴する。


風美香

「コレって……」


有水

「やっぱり……」


琉火

「あの子は――」


さらに。


YOROI獣達も反応する。


疾鷲

「いつまで寝てんだ?」


水龍

「待たせおって……」


火狼

「フッ、ようやくか……」


その瞬間――


彩華の足元が激しく地割れを起こす。


そして、

大地の奥底から現れたのは、

巨大な犀のような生命体。


その存在は、

静かでありながら圧倒的だった。


彩華

「うおっ!?」


犀の生命体は、

そのまま彩華を背へ乗せる。


地犀

「私は地犀(ちせい)……お前の想い、受け取った……」


彩華

「俺の……想い?」


地犀

「心の叫びか……護るための力なら貸してやろう。」


彩華

「‼️ ……頼む!」


地犀が、

微かに笑ったように見えた。


その瞬間――


彩華は激しい光に包まれる。


彩華

「応えよ!YOROI!!」


彩華と地犀は、

地割れへ呑み込まれるように消えていく。


そして――


次の瞬間。


大地を突き破るように、

凄まじい光が溢れ出した。


そこに立っていたのは――


地のYOROI戦士として覚醒した、

谷地田彩華だった。





※本作はAIアシスタントの助言を受けつつ、作者自身の手で執筆しています。(世界観・物語は全て作者オリジナルです)

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