第二十一話 シュラ、支配する者

YOROI〜ヨロイ〜


第二十一話 シュラ、支配する者



新宿・シュラ城


今や新宿を根城とし、

人々を恐怖と混乱へ陥れている存在――


シュラ。


その支配の象徴とも言える巨大な城が、

荒廃した新宿の中心に不気味にそびえ立っていた。


近付く者など、

誰一人としていない。



シュラ城・奥の間


そこは、

シュラ軍の者達ですら、

むやみに立ち入る事を許されない場所。


薄暗い空間の中。


そこには、

凛子の姿があった。



凛子

「ご報告致します」


「YOROI戦士は着実に増え、

先日、三人目の戦士を確認致しました」



静寂。


そして――


闇の奥から、

低い声が響く。



シュラ

「……そうか」


「まあ、よい」



声は聞こえる。


だが、

姿は見えない。


目の前にいる凛子ですら、

その存在を完全には視認出来ない。


それでも確かに、

そこに“いる”。


恐怖と混乱を支配する者。


シュラ。



凛子

「ですがシュラ様…」


「お言葉ですが、

これ以上邪魔者が増えるのも、

考えものかと……」



シュラ

「慌てる必要はない……」


「あの死に損ないの、

老兵が足掻いているに過ぎん」


「それに――」


「手は打ってある」



その瞬間。


壁の一部が、

重々しく迫り出した。



凛子

「これは……」



シュラ

「かつて、

我に刃向かった者達だ」


「だが此度、

我が手足となるよう、

生まれ変わってもらった」



そこには、

異様な気配を放つ四つの影。


そして――


それぞれの前には、

プレートの様な物が掲げられていた。



凛子

「……ケルベロス」


「クラーケン……

ガルーダ、

アヌビス……」



シュラ

「フハハハ……」


「あの老ぼれが、

目を丸くするのが楽しみだ……」



凛子

「この者達を、

YOROI戦士に差し向けると……」



シュラ

「充分過ぎるぐらいだ……」


「それに――」



一瞬、

空気が凍り付く。



シュラ

「YOROI戦士は、

揃う事はないのだ……」


「のう、凛子よ……」



凛子

「…………」



凛子には、

その言葉の真意を理解する事は出来なかった。


ただ――


シュラだけは、

全てを見通しているかのように、

静かに笑っていた。





※本作はAIアシスタントの助言を受けつつ、作者自身の手で執筆しています。(世界観・物語は全て作者オリジナルです)

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