第十三話 先手必勝

YOROI〜ヨロイ〜


第十三話 先手必勝



新宿・華苑神宮


華苑神宮。


そこには、

琉火、有水、導厳の姿があった。


新宿は依然として、

シュラ軍の統治下にある。


だが――


琉火と有水が定期的に見回りを行っている事で、

被害は以前より抑えられていた。



社の中。


導厳は静かに瞑想。


有水はパソコンを開き、

何かを調べている。


そして琉火は、

よく分からないといった表情で、

その横から覗き込んでいた。



有水

「なーに?」


「ちょっと気が散るんだけど?」



琉火

「何やってんすか?」


「パトロール行こうよ!」



有水は、

小さく溜息を吐く。



有水

「そんな闇雲に行ったって仕方ないでしょ?」


「シュラ軍だって、

そんなにヒマじゃないわよ」



琉火

「だってヒマなんだもん……」


「ところで有水さん、何を?」



有水

「うん」


「シュラ軍の出没傾向というか、

妖兵の分布みたいなのをデータ化してみたの」



琉火

「へぇ、すごい!」


「そんな事できるんだー」



有水

「やっぱり、

人の集まる場所を中心に現れる傾向があるわね……」


「ま、当然と言えば当然だけど」



琉火

「何で?」



有水

「私の病院の件でも思ったけど、

シュラの当面の目的は、

人々を支配しながらも、

シュラ軍へ引き入れる事」


「詳しいことまでは分からないけど、

シュラは何らかの方法で、

人を自分の配下にする術も持ってる」



琉火

「なるほど……」



そこへ、

導厳も会話へ加わる。



導厳

「そのようじゃな……」


「有水よ、

次にシュラが狙う場所、

分かりそうか?」



有水

「あくまで予測でしかないけど……

おそらくは、ここ」



有水が画面を見せる。


そこに表示されていたのは――



ライブハウス「EDEN」



琉火

「『EDEN』……

ライブハウス?」


「うるさそう……」



有水

「そこ?…」


琉火

「えっ?何か変なこと言った?アタシ」


有水は軽く溜息を吐く。


有水

「とにかく、人の集まる場所……」


「シュラが狙うのは、そういう所よ」



静かに画面を見つめる導厳。


導厳

「ならば、こちらから動くとするか」


琉火と有水は力強く頷いた。


そして――


新たな戦いの気配が、

少しずつ近付いていた。





※本作はAIアシスタントの助言を受けつつ、作者自身の手で執筆しています。(世界観・物語は全て作者オリジナルです)

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